自転車増やしました


DAHON
鹿番長の折り畳み自転車

最近
「折り畳み自転車が欲しい」

という思いが強くなってきました。

最近旅に出かけた場所にレンタサイクルがないor自転車レンタルは宿泊客のみという場合が多く、現地の移動で苦労することが多かったことが理由です。

なのでまず値段も手ごろで評価もそれなりに高いDAHONの折り畳み自転車を見に行きました。

そこで実車を見た感想は
「意外と安っぽい」
でした。

在庫があった実写は安いエントリーモデルでしたが、いくら安いモデルとはいえ車体の溶接やボルト止めの適当さなど流石に厳しいものがあり、 これを買うくらいならもう少し予算を足してDAHONのミドル~ハイエンド車種にするか、 いっそ安いけど壊れない頑丈な上に鹿のマークがかわいいと評判の鹿番長の折り畳みの方にした方が良いんじゃと感じました。

ただDAHONもミドルクラスからは10万を余裕で越えてきます。
買えないことはないですが、微妙な自転車に10万出すくらいならもう少し予算を足せば溶接跡が綺麗なブロンプトンでも買えるのでは・・・
というかDAHONよりかわいい鹿マークのある鹿番長の折り畳みの方が良いのでは・・・
鹿番長か、ブロンプトンか・・・


自転車を買うには事前に予約がいるのか!!

とりあえずブロンプトンの実車を見てから決めよう。

そう思って取扱店を探してみますが、ブロンプトンを取り扱っている店が全然ありません。
調べてみると最近ブロンプトンは本社の方針で通販では販売せず認定の代理店のみでの販売という意識高い販売方法のみに切り替えたようです。

おのれブリカスめ。

仕方なく在庫を持っていそうな意識高いブロンプトンの販売店に行ってみました。
ところがその店にも一台も店頭在庫はなく予約の受付のみでした。
どうやらコロナの影響で工場が止まっているせいか世界的に在庫が不足しているようです。
しかも予約は抽選なので次回入荷時に希望の車種は手に入るかどうか分からないとのことでした。(半年後とか次年度なら手に入るらしい)

それを聞いて思わず
「自転車を買うには予約がいるのか!!」
と真顔になってしまいました。

どうすれば良いのか? そんな先まで待ってられないぞ。ヤフオク?ヤフオクなのか?

「いるのは今だぜ!」というポップの言葉が頭を過ぎる


ebayで見つけた

そんな時頼れるのはebay

ebayでイギリスの販売店から直接落札すれば在庫もあるし即納だし余裕じゃないか。

調べてみたところ、ちょうど試乗車&展示車上がりのBrompton M3Lがお手頃価格で出品されていました。

ショップで試乗車として10年間飾られていたという説明でしたが

・年式は古すぎない
・付属品は全部付いており実質新車
・外装変速はなく内装変速のみ

全く問題なしです。
消費税と地域消費税を払ってもなお国内で買うDAHONハイミドルより安いぞ

既にバイクパーツをebayで落札しまくっている経験があるので、 ebayでの取引は特に迷うこともなく即入札即落札即入金。

落札から約20日で日本に到着しました。


ebayで落札した

最寄りの郵便局から消費税と地域消費税を払えよという連絡があったので、12/4に直接郵便局に出向いて税金を支払って受け取ってきました。
早速ダンボール箱をバラして中を確認します。

車体は試乗車、展示車という説明だったものの10年放置ならやはり最低限の整備は必要かな。

最悪全バラシくらいは覚悟しておいた方が良いかもしれない


箱から出した

と思っていましたが、実車は予想以上に綺麗でネジの緩みやワイヤー類の劣化もなく、特にやることはありませんでした。
確かにショップの展示車(看板)というのは納得。

チェーンやギアの摩耗もほぼないので、試乗車とはいうのも店内での乗車姿勢の確認程度でしか使われなかったのではないかと
これは年式が古いだけで実質新車なのでは・・・

各部ボルトの増し締めとグリスアップとブレーキの微調整。

あとは錆止めを兼ねた(ガラスコート)ワックスがけだけしておけば問題はなさそうです。
使ってるケミカルがワコーズやモチュールという自転車にはまず使わないメーカーの品を使っているが気にしたら負け

せっかくなので落札から到着まで待っている間に集めたパーツを取り付けていきます。


SLMV-2
ミノウラのサイドスタンドを取り付けました

まず最初に取り付けるのはミノウラのサイドスタンド
「SLMV-2」。

ブロンプトンは標準だとサイドスタンドが付いていないために立てる時には後輪だけ折りたたんで
「お座り」
の状態にするのが基本らしいのですが、Googleで「お座り」状態のブロンプトンを画像検索すると、 どうも絵面が締まらないのと、停まる度にいちいち後輪を折りたたむのはさすがに面倒くさいと判断して サイドスタンドを取り付けることにしました。

一応他メーカーのチタン製サイドスタンドもあるようなのですが、定価は8000円。 このミノウラのサイドスタンドが3本買えます。

このサイドスタンドは大人の事情なのか
「ミニベロ、折り畳み自転車専用」
とだけ説明があり具体的な対応車種の記載はないのですが、
SLMV-1がBD-1用
SLMV-2がブロンプトン用
というのはみんな知っている公然の秘密です。

目立つところに「Made In Japan」とデカデカと書かれてあるので、 せっかくのイギリス製自転車のイギリス感がかなり削がれる説がありますが、 ここは日本で日本在住のオッサンが乗るので気にしたら負け。

ホイールを固定しているボルトを15mmレンチで、 泥除けを固定しているボルトを8mmレンチで外してその間に取り付ける構造です。
特に苦労することなく取付完了。


ダイナモは丸善のMagBoyを使います
配線

続いてはライト点灯用のダイナモの取り付けです。

世間ではハブダイナモを投入するのが一般的のようですが、 余計なメカを搭載して整備や移動先でのトラブルを増やしたくないのでブロックダイナモを使います。

選んだのは日本全国どこでも簡単に手に入る丸善のMagBoy。
高級感0の庶民感覚溢れる見た目にも関わらず性能面では 海外製を含めたブロックダイナモの中でトップクラスの静穏性と発電性能を備えた高性能ダイナモという。

この商品はダイナモとLEDライトがセットですが、今回はダイナモのみ使用します。

まずは元々ある配線を切断してLEDライトを切り離し。

+配線の先はライトに。
-はボディアースに

そこらに転がっていたリード線を半田付けで再配線。

防水対策として熱収縮チューブで表面を覆い、黒いコーキングで保護しておきます。

ああでもない、こうでもないと自転車を折りたたんでも干渉しない位置を考えて、 やはりそこらに転がっていたボルトと補助金具でダイナモを固定。

ここの家はなんでもそこらに転がってるな。


SON シュミットN6ライト

CAT EYEのパーツでライトを固定
車体固定のライトはSONのシュミットN6ライトを選択。

CAT EYEのセンターフォークブラケットを使って 前輪泥除け&フロントブレーキと一緒に共締めで固定します。
CAT EYEセンターフォークブラケット
このライトを選んだ理由は見た目です。

なんかそれなりの値段がしたけど価格については忘れた。

ただ使用しているダイナモはLEDライト用のMagBoyです。 ハロゲン球のこのライトを点灯させるには若干発電量が足りないのか、 ある程度速度が乗らないとライトがまともに点灯しないので、 仕方ないのでハロゲン球をそこらに転がっていたLED電球と交換しました。

多分CBR150Rのメーターパネル用に買ったLED電球だったと思うけど、 ちゃんと点灯するので問題なしです。


フロントブロックは外した

フォークにはフロントバッグを取り付けるための純正のフロントブロックが付いています。




・・・これいる?


いらんな、外そう


BrooksのSwiftサドル

サドルはBrooksの革サドル「Swift」と交換します。

イギリス製自転車のブロンプトンには 同じくイギリス製のBrooksの革サドルがよく似合う。
とのことで、Google画像検索で調べてみると確かに純正の黒いサドルより しっくりくる見た目なのでBrooksの革サドルを取り付けることにしました。

Brooksのサドルには何種類かありますが、選択理由は シートに掘られたツバメのマークが気に入ったのと、 シートレールが綺麗な銀色だったという見た目が全てです。

「Swift」の名前を見た時は
「スズキ感あるよな」
くらいの感想でしたが、実際に車体に取り付けてみるとなかなか良い感じです。

値段のことは忘れた。


YAMAHA TOUGH LOCK

持ち運びする用の防犯用のロックにはヤマハが販売しているバイク用鍵のTOUGH LOCKを選択しました。

ABUSが似たような製品を販売していますが(厳密にはこれがABUSの商品に似ている)、 ABUSがロックの開錠に普通の鍵を使用しているのに対して この商品の鍵はよりセキュリティ度が高いディンプルキーを使用しています。

またABUSのブレードロックと同じ値段にも関わらず ワイヤーケーブルとブレードロックを収納するための小さな袋まで付いてきます。

バイク用で使うには短すぎて役にたたない と不評なこの商品ですが、自転車のロックには十分な長さがあり、また性能も問題ないようなので 外出時の鍵としてはこれが最適だろうという判断です。


海外から買った自転車の防犯登録は大変ということでしたが、 近所の「自転車のあさひ」で行ってもらえました。

購入を証明する書類と住所が記載された身分証明書が必要とのことだったので
・ebayのキャプチャを印刷したもの
・消費税、地方消費税の支払い書類
・運転免許所

を持っていきました。

ebayのキャプチャは商品説明で車台番号が記載された写真と落札後の配送先住所が記載されたものを用意しました。

あとは店舗で実際に車体を見せて ebayのキャプチャと実車の車台番号が同じことを確認して登録完了です。

とりあえず必要なもの、手続きは全て完了したのでこれでどこにでも乗っていけそうです。

まずは近場サイクリングをしてどのくらい走行出来るのかを見極めないと。


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