大阪府豊中市にある服部緑地公園内に日本全国から移築した古民家を見ることが出来る「日本民家集落博物館」なるものがあると知りました。
服部緑地公園は自宅から比較的近い場所(最短距離だと片道約30km)にあるので、それほど時間をかけず行くことが出来ます。
交通手段について色々考えたのですが、近いこともありせっかくなので自転車で行ってみました。
今回は最短距離ではなく、あえて淀川河川敷を通って一度大阪市内に行ってから吹田市に入るルートを取りたいと思います。
最短距離は交通量が多い国道ばかり通らなくてはならなくて、景色も住宅地と工場ばかりでただただ移動がつまらないという理由もありますが、淀川河川敷はこの数年は大規模な河川工事が行われており、あちこちで通行規制が行われていて近寄っていなかったので、久々に通りたかったというのもあります。
まずは自宅から京阪枚方市駅周辺まで行き、そこから淀川河川敷に入っていきます。
天気は快晴で気持ち良い。
通行規制こそ解除されたものの、まだあちこちでワンド形成工事は継続していました。
昔はこの川岸ギリギリの部分は天然のオフロードコースと化していたので自転車で走ると楽しかったのですが、今回の工事で綺麗になくなってしまったようです。
と思ったら、まだ一部に天然のオフロードコースは残っていました。
落石あり凸凹あり傾斜あり泥地帯一歩間違えれば淀川にドブンの斜面ありの楽しいコースです。
昔の淀川河川敷はこのようなコースが多数ありましたが、今ではほとんど残っていません。
ここもいつまで残っているのやら。
2月になり暖かくなってきたからか河川敷には多くの野鳥が確認出来ました。
今回は自転車で持ち運びやすい軽い汎用ズームしか持ってきてはおらず近くにいたもののみ撮影。
ヒバリ?
セキレイ?
ヒタキ?
なんかよくわからん
毛馬閘門。
平常だとここで淀川河川敷を折り返すか大阪市内に入っていくのですが、今回はもう少し進んで大阪市北区の橋から淀川を越えて大阪市淀川区を経由して吹田市に入っていきます。
大阪市から豊中市への道は軽車両通行不可の道路が多く迂回させられてなかなか思ったように進めません。
車だと大阪から豊中まではすぐのはずなのに・・・。
散々迂回させられながらもようやく服部緑地公園に到着しました。
自転車を駐輪スペースに停めて博物館内(屋外)に入場します。
入った直後に岐阜の白川郷から移築された大物がお出迎え。
いきなり初っ端から大ボスが登場しちゃった感。
白川郷は行きたい行きたいと言いつつ結局一度も行けていないので、本当にそのうち行きたいところです。(行かないフラグ)
博物館内には日本全国から移築された民家が立ち並んでいます。
古民家の内部には同じ地方で使用されていた古い農機具などが展示されていました。
同じ古民家とはいえ、こうやって見比べると柱の立て方から屋根の葺き方までそれぞれの地方に特色があって楽しめます。
色々と古民家を見て回っていると「北河内の茶室」という案内板が立っていました。
北河内といえば地元です。
もしかしたら知ってる古民家だったりしてと近寄って確認すると、本当に知っている古民家(茶室)でした。
そういや子供の頃に近所に建っていたよこの古民家。
いつの間にかなくなったと思ったらこんなところに移築されていたのか。
と感慨深くもありますが、未だにこの古民家と同じような建物が自宅から徒歩5分のところに残っていて(ここに移築されたのは茶室だけなので当然本体がある)頻繁に見かけるので、まあそんなものかと思うところもあり複雑なところです。
小豆島の農村歌舞伎舞台で締め。
日本全国の古民家を一度に見ることが出来て、しかも梅林までついてきたのでなかなか満足出来ました。
久々の淀川河川敷サイクリングも楽しかったし、有意義な一日でした。