琵琶湖疎水で花見


蹴上駅

桜が見頃の時期になりましたが、週末は連日雨予報が出ており、染井吉野が開花時期を考えると花見のチャンスは一度きり。

ラストチャンスの場所として琵琶湖疎水、京都の蹴上から滋賀県大津市までを辿っていきたいと思います。

琵琶湖(京都)疎水の桜は全国的に有名なので普段は人が多すぎて近付きたくない場所ですが、幸か不幸か今はコロナの規制の影響で外国人と遠方からの観光客がいない分だけ平年よりは人は少ないです。

それでも人は多そうなので、なるべく人がいなさそうな早朝の時間で、かつ人が殺到しそうな南禅寺、インクライン、山科の駅周辺、三井寺などを避けていこうと思います。

ということでまずは京阪電車で三条まで。

そこから地下鉄で蹴上駅まで移動します。


入り口
マヒワ

今回の行程

蹴上から琵琶湖疎水に入っていきます。

疎水に入ってすぐの場所で、うるさいくらいに多くの鳥が鳴いている声が聞こえてきました。

鳴き声が聞こえてくる方にカメラを向けてみると黄色っぽい鳥がいるのが見えました。

もしかしてウグイスと思い撮影。帰宅してから確認するとマヒワという別の鳥でした。


疎水沿いの道

琵琶湖疎水沿いに東へ移動。

古びたベンチ

琵琶湖疎水沿いの道のかなりの区間は未舗装区間と聞いていたのでブロンプトンで走行できるか不明だったので最悪担いで歩くことも考えていましたが、人が多く通る道だけあって雑草も生えておらず、落石や凸凹もないので地元の農道より快適でした。


山科駅周辺

山科駅最寄りの場所。

ここは桜と菜の花が同時に見られる場所ですが、この時間(AM8:00)でも既に人だらけでした。

最低限の写真だけを撮って撤収。


疎水沿いの公園

京都府と滋賀県の県境までやってきました。

ここからは疎水沿いに道がないので別に一度別の道から移動する必要があります。


京都府と滋賀県の県境

滋賀県に向かうには国道1号線を通るのが一般的ですが、ここは交通量も多く、かつ自転車が通ることを想定されていない古い道なので自転車で走るとギリギリのところをトラックなどが走っていき危ないので、今回は交通量が少ない峠道である小関越を通っていきたいと思います。

普門寺横

小関越にも自動車も通れる広い道と昔ながらの細い道の二通りのルートがありますが、今回は古い琵琶湖疎水の遺構も見ていきたいので昔ながらの細い道を通っていくことにします。


小関越

山桜
小関越の狭い急な山道を頑張って登っていきます。


第一竪坑

第一竪坑はフェンスで封鎖されている
しばらく進むと琵琶湖疎水の第一竪坑が見えてきました。
琵琶湖疎水を工事する際に機材の人の搬入や採光、換気のためにまずここに縦の穴を掘ったとのことです。

現在は柵で封鎖されていて近くで見ることは出来ないので柵の隙間から望遠レンズでなんとか。


三井寺

小関越を越えて滋賀県へ。

やはり桜の名所としても有名な三井寺の前にやって来ました。

三井寺の桜を離れた場所から望遠で撮影

ここの桜も満開のようなのですが、人通りの少ない裏道を通っているにも関わらず既に観光客で溢れかえっているので今回はスルーです。

せめて遠景で撮影を。


大津閘門
大津港

そして琵琶湖疎水のゴールである大津閘門に到着しました。
直線距離に換算すると短いものの、桜を観ながらでしたので意外と時間がかかりました。

ただ琵琶湖疎水は閘門から琵琶湖に合流しているところまでは続いているので、一応最後までは見ていこう行こうということで琵琶湖の大津港まで向かいます。

大津港に到着したところで時間は11:00。

昼食といきたいところですが、コロナの影響なのか大津港周辺に空いていそうな飯屋がチェーン店以外に見当たらない。
仕方ないので適当にコンビニでパンを買って昼食。
こいついつもコンビニのパン食ってるな。

そしてここからのルートですが

・琵琶湖を北上して大橋あたりから電車で帰る
・石山、南郷経由で宇治川ラインを通って宇治まで
・石山、南郷経由で甲賀(信楽)から京田辺
・疎水を折り返す

スマホで桜の開花状況を検索したところ、琵琶湖北部はまだ桜は開花していないようなので今回はパス。

石山方面は桜は咲いているようですが、石山寺は桜の名所のために大渋滞が起こっているらしいので、人が集まるところは避けようとパス。

今回は疎水を折り返して帰ることにします。


そのまままっすぐ同じ道を帰るのも面白みに欠けるので若干寄り道をしていこうと山科の北部にある毘沙門堂跡に寄っていくことにします。

毘沙門堂は紅葉や雪景色の絶景が有名ですが、桜の名所でもあります。
そのため、あまり観光客が多い場合には少しだけ覗いてすぐに帰ろうと思いましたが、比較的空いていたのでせっかくなので桜を観ていきたいと思います。



毘沙門堂もちょうど桜は満開でした。

ただ着いたときは人は少なかったものの、昼食タイムが終わったPM13:00頃から観光客の数がそれなりに増えてきました。

一通りは見終えたので撤収することにします。


インクライン

人通りを避けつつ疎水沿いの道を通って蹴上まで戻ってきました。

一応念のためにインクラインも見ておくか。
もしかしたら空いているかもしれない。

・・
・・・そう思っていた時期もありました。

やっぱり有名どころはダメでした。あまりの人の多さに何も見ずにそのまま撤収。
蹴上駅から電車で帰宅しました。

まあとりあえず人ごみを避けつつ桜を見て回ることには成功したのでまあOKとします。


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