FSA F.​Gimondiクランク取り付け

クランクの交換現在のブロンプトンのギア比はどちらかと言えば平地を高速で走るための設定になっています。
ただ全力でペダルを漕ぐとヒンジの周辺からギッシギシとどう考えても自転車に良くない音が発せられるためにあまり速度は出したくはありません。
そうなると今のギア比はただ坂を登る時に重いだけになっているので、もう少し軽いギアに付け替えたいと思います。

ただ、私のブロンプトンはクランクとチェーンリングが一体型のモデルのため、チェーンリングだけを交換するのは難しい(クランクとチェーンリングをバラす方法はあるので出来なくはない）です。
今後のメンテナンスの行いやすさなどや故障した時の補修部品の入手しやすさなどを考えるとクランクを交換した方が良さそうです。

クランクを交換するにあたっての選択肢は二つ。

・クランクとチェーンリングが別パーツの純正クランクを入手する
・社外品のクランクを入手する

下手に社外品を付けるとBBやリアスプロケの交換なども必要になってくるために出来れば純正クランクが欲しいところです。

社外品に交換した後の新車外し純正クランクでも出品されていないものかとヤフオクを覗いていると 比較的状態の良いFSA社製の折り畳み自転車用クランクが安い値段で出品されていました。

とりあえず落とせたらラッキーということで入札すると開始値のまま他の落札者にかぶせられることもなくあっさりと落札。
せっかくなのでこのクランクを取り付けて使いたいと思います。

クランクを取り外してしまうとペダルを取り外しにくくなるので、まずはペダルを取り外します。

車体右側はペダルレンチを使って特に苦労することなくあっさりと取り外し。

ブロンプトンの左側純正ペダルは折り畳み機構が付いている関係でペダルレンチでは取り外しが出来ません。

そのため24mmソケットを使用してペダルを固定しているボルトを緩めてクランクからペダルを取り外す必要があります。

こんなよく分からないサイズのソケットを何故持っていたのかは不明。
自動車のホイールナットとは径が違うしバイクのアクスルシャフト用か何か？

クランクはフィキシングボルトを緩めて取り外した後にコッタレスクランク抜きを差し込んで引き抜きます。

コッタレスクランク抜きはあまり使う工具ではないので微妙に固着していましたが、シリコングリスを吹き付けたら何とか使える状態になりました。

次に使う機会は当分先になると思いますが、また固着されたら困るのでパーツクリーナーで綺麗に洗浄した後に固着防止のためのグリスを塗って保管しておきます。

取り付けるのはヤフオクで落札したFSA社製のF.Gimondiクランク。
アルミのポリッシュ仕様でオールドモデルを意識したデザインも良い味を出しています。
また48Tのチェーンリングもついています。

現在車体に付いているのは50Tなので2丁落としになるのでほんの少しだけ軽くなる・・・はず？

見たところ歯もほとんど摩耗していないのでそのまま使っても問題なさそうです。
丁数も50Tから48Tになっただけなのでチェーンの緩みはディレイラーで吸収できるレベルなのでチェーンを切りつめる必要もなく、またチェーンラインも特に問題なくBBの交換も必要なさそうです。

ペダルは純正のものを使いまわし
・・・するつもりでしたが、クランクの形状が違うからか純正の折り畳みペダルを折りたたむことが出来ません。

干渉しているのはごく一部なのでそこだけ金ヤスリで削り落とせば取り付けることは出来ると思いますが、 さすがにかなりの力がかかるクランク、しかもアルミ製をゴリゴリと削るのはなるべくやりたくありません。

代わりの折り畳みペダルが必要だなと思い、スマホでアマゾンを検索すると三ヶ島製の良いペダルの在庫が有ったのでポチリます。
お急ぎ便で注文したのでまあ余程のことがなければ翌日の日曜日には到着するでしょう。

翌日朝にはもう到着。速いよアマゾン！
注文したのは三ヶ島ペダルの折り畳みペダル FD-7
ペダル製造で有名な三ヶ島製なら特にハズレはないだろうと思いよく調べずに注文しました。
折り畳み機構が付いているからか若干重いものの、造り自体はしっかりしており、特に大きな問題はなさそうです。

早速取り付け。

新しいクランクとペダルで近所を50kmほど走ってきました。
丁数を減らしたからなのか、クランクの剛性が上がったからなのか、若干坂道が楽になった気がします。
ただ気のせいと言われたらその可能性は否定できない程度の変化で最高速もそこまで落ちた気はしません。
46Tや44Tなど小さいチェーンリングに付け替えれば流石に感触も変わるとは思いますが、当分はこれで様子を見たいと思います。