友ヶ島散策


和歌山駅から加太行き
和歌山駅で乗り換え

加太駅に到着
めでたいでんしゃで加太駅に到着

前から一度は行ってみたいと思ってはいたものの、機会がなくて行きそびれていた友が島に旅行に行くことにしました。

バイクや車だと港まで小一時間もあれば到着できますが、今回は少しでも旅行気分を味わうためにあえて電車で友が島に定期船が出ている加太港の最寄り駅である南海加太線加太駅に向かうことにしました。

とりあえずスマホの時刻表検索で自宅から加太駅までの所要時間を調べてみると・・・約2時間半!?

いくら特急や新幹線がないとはいえ2時間半あれば東は名古屋、西は岡山くらいに行けるぞ・・・本当か?

とりあえずAM9:00発のフェリーに乗船するために自宅最寄り駅のAM5時30分の電車に乗り、南海電車加太駅に向かいます。

京阪電車は全く問題なし

大阪メトロ 問題なし。南海天下茶屋駅にはAM6時45分に到着。もしかしてこれは予定より早く着くんじゃないか

と思ったら、そこから南海天下茶屋駅から関空行きの電車は頻繁に発着しているものの、和歌山方面行きの電車が全くありません。
ただひたすら和歌山行きの特急電車が来るのを駅のホームで待つだけの無駄な時間が約45分

うぉわあああああ
なんなの南海

そりゃ2時間30分かかりますわ。

加太汽船友ヶ島行き

AM8:45に南海加太駅に到着。

事前にGoogleマップで調べた限りでは駅から定期船が出ている加太港までは徒歩で約15分
これは完全にauto

ですが、電車に同乗していたおそらく友が島に向かうであろう他の乗客はやたらのんびりと道を歩いています。

これはもしかしてこのペースで歩いても間に合うのか?

疑心暗鬼になりながら若干早歩きで港に向かうと、港が見える陸橋の上。港に停泊している定期船を発見しました。
出港準備は行っているものの、まだ出発まで時間はありそう。

もしかしてこれは何とか間に合ったのか!?


チケット購入

ラピュタは本当にあったんだ
加太港から友ヶ島への往復チケット2千円を購入して定期船に飛び乗ります。

時間を確認するとAM9:05

は? え? どういうこと?

なんだかわからんが、とにかく良し!


定期船から撮影。ようやく友ヶ島が見えてきた

桟橋
約15分で友ヶ島に到着。
加太港から見えているだけあってすぐに到着しました。


友ヶ島地図
友ヶ島での予定プランは

・最も有名な第3砲台を見る
・加太で海鮮料理を食べるために昼のフェリーで帰る
・どうせまた来るので全ての名所を回ることに拘らない。

です。

昼食は海鮮料理と決めているので定期船乗り場には遅くとも14:00までには戻らないといけません。
また、暑い猛暑日に無理に歩き回っても体力を消耗して成果はないと想定しているので無理は禁物です。
地図は現地で案内板を見れば良いだろうと思って調べていませんが多分大丈夫


天照神社鳥居
天照神社狛犬

案内板
加太で昼食を食べる(友ヶ島に飲食店はない)という目的のために思い切って名所の少ない島の東側は捨てて逆時計回りの半周コースを進むことにします。

まずはフェリーの桟橋から西へ。


第二砲台へ向かう途中の道

倒壊している第二砲台跡
まずは港から最も近いという第5砲台跡に行きたかったのですが、第5砲台跡への道は昨年の台風と地震による被害で通行止めになっており近寄ることができませんでした。タイミングが悪かったか。

仕方ないので第2砲台跡から見学開始です。

この第2砲台も事前にネットで調べた情報より崩壊が進んでいるようでした。


第二砲台跡
第二砲台跡の解説

第二砲台の裏手に回ってみた
昔はもっと近寄れたようですが、今では遠くから眺めるのが精いっぱいです。

第2砲台跡の周辺をぐるりと散策した後に次の名所を目指します。


灯台を正面から

灯台
第2砲台跡からしばらく南に道なりに進むと若干の上り坂があり、そこを登り切った小高い丘の上に灯台がありました。

観光用に中に入ったりすることは出来ないので外から眺めるだけです。


第一砲台跡への案内板
第一砲台跡

第一砲台は近くに立ち寄ることは出来ない
灯台のすぐ近くにはトーチカ跡と第1砲台跡がありました。
こちらも崩壊が進んでいるらしくて近くに立ち入ることは出来ないので遠くから眺めるのみです。


孝助松海岸
聴音所跡の案内板""

小展望所
第一砲台からしばらく進むと島の南西端に出たので、今度は本命の第3砲台目指して東に進みます。

その途中に旧海軍聴音所跡という案内板を発見。

距離は0.4km、往復でも約1kmでそんなに時間ロスにもならないようなので少し寄り道することにします。


旧海軍聴音所跡
聴音所跡の施設内。崩壊が始まっている

旧海軍聴音所跡別角度から
旧海軍聴音所跡に到着

そういえばこの施設は事前に調べた情報になかったなとスマホで検索。
友ヶ島は比較的大阪&和歌山に近いので、全域で普通にスマホの電波が入るのでありがたいです。

この施設は2002年まで発見されずに島に隠れていた旧海軍の聴音施設ということでしたが、軍事機密のため情報が公開されていなかったためにあまり詳しいことは分かっていないそうです。

景観もイマイチなのと、メインの観光ルートから少し外れていることもあいまって余計に情報が少ないのではないかと。


旧海軍聴音所跡を離れて元の観光ルートに復帰。

島の中央にあるタカノス山展望台を目指して進みます。

展望台自体は木が茂りすぎて景観はイマイチなのですが、問題はこの展望台ではなく、展望台から行くことが出来る本命の第3砲台跡です。

いざ砲台跡へ

なんだこの階段は

ようやく友ヶ島で最も有名な第3展望台に到着。

現在ここが実際に歩いて見て回ることが出来る唯一の展望台です。
デスクリムゾンやサイレン2や他のアニメやゲームの背景資料になったことでも有名な場所です。
(他のアニメやゲームだと猿島の砲台跡の資料も交じっているらしい)

デスクリムゾンの「上から来るぞ気を付けろ」階段は崩壊が進んで閉鎖されているらしいのが残念です。

ですので、「なんだこの階段は」階段から下りて散策してみることにします。
第三砲台
施設は意外と大きく、通路を入ったり階段を登ったり下ったりで現在位置が分からなくなってきます。
どちらに行けば出口で、そもそもどこから来たんだっけ?

第三砲台内は真っ暗なので撮影も大変

砲台内は真っ暗なので、散策するためには懐中電灯が必須というのは事前調査で知っていたのですが、ついうっかり「懐中電灯の明かりだけだと写真はまともに取れない」ということを忘れていました。

カメラにストロボはありません。
というか、外付けストロボは別にいらないかと買っていないので持っていません。

ならばどうするか?
手振れ補正の力を信じろ!

信じた!(手持ち3秒)


第三砲台内部
セーブポイントらしき場所に到着したので、とりあえず第3砲台の散策は終了です。
良い時間なので定期船に乗って加太に戻ることにします。


定期船待合所
コーラフロート

桟橋近くの松林
そんなわけで桟橋にまで戻ってきました。

定期船乗り場の前には売店や自販機があるので、売店でコーラフロートを注文しました。

熱した体に冷たいコーラフロートが染みる。

この後昼の定期船で加太に戻り、加太で予定通りの海鮮料理を食べて帰宅です。

次回は今回見ることが出来なかった第五砲台と島の東側を攻めていきたいところです。


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