またまた峠行ってきた 矢ノ川峠


矢の川峠入口

今年も恒例の峠攻めの時期がやって来ました。

自宅から近い峠でこれというところがないか色々と探してみたのですが、どこも動画にした時のインパクトに欠けるので思い切って前から気になっていた尾鷲市の矢ノ川峠を走破することにしました。

国道169号線を使い自宅から片道約4時間30分。

ここでもしトラブルを起こしてバイクが走行不能になったらシャレにならないのでいつもより慎重に・・・


橋

矢ノ川の熊野側の道は橋の崩落により通行不可になっているので尾鷲側から進入します。

峠に入るとすぐに石の欄干の橋がお出迎え。

ネットで検索するといくつかこの橋の写真が出てきますが、数年前に撮られたそれよりも明らかに劣化が進んでいます。

この橋のアップの写真も撮っておくべきだったかな・・・
※今回はカメラを取り出す余裕がなかったので動画からの静止画切り出しを多用しています


隧道

隧道入口
すこし走ると岩を掘り抜いて作られた隧道が現れます。

岩盤剥きだしのままの昔ながらの隧道を見る機会はあまりないので心が躍ります。
一応昭和になってから作られた道のはずですが、この外観からはそれを全く感じられません。


落石

林道進行中
隧道を抜けると綺麗に整備されたコンクリ舗装路面が出現。

CBR150Rでも一気に走りやすくなったのでここからスピードアップしていきます。

一部崩落している箇所がありましたが、路上の落石は綺麗に片付けられていました。
電波塔の工事業者が通るからでしょうか


また隧道
二つ目と三つ目の隧道を通過。
隧道が多すぎてだんだん感覚が麻痺してくる。

ついでに振動で腕も痺れてくる。
適度に水分を補給しながら進行。

またまた隧道


橋
二つ目の橋と四つ目の隧道

さすがに四つ目となると隧道も見慣れてきたので特に停まって撮影をすることすらなく、そのまま走って通過

隧道


矢の川隧道

五つ目にして最後の隧道である矢ノ川隧道

この峠道の名を冠しているだけあってコンクリで補強され建築から60年近く経っているにもかかわらずガッシリとそびえています。

ただ今までの隧道よりも長いため、中は真っ暗でかつ浸水した水が蒸発せずに残っているので足場はかなり悪いのでバイクで走行するときは注意が必要です。


分岐点

矢ノ川隧道を越えるとすぐに分岐点があります。

左が頂上に登る道、右側が三木里方面へと降りていく道です。

よく案内板を見るとここにマジックで三木里方面は落石のために通行不可2013年1月と手書きのメモが残されています。

つまり左側を目指す以外に選択肢はない模様


NTT電波鉄塔の補修用道路

頂上を目指して走行していると突然にアスファルトで舗装された道が。
急に何の脈略もなく舗装路面が出てくると心臓に悪い。

どうもここが電波塔の工事業者専用の通行路のようです。
この道以降に今まで全くなかった轍の跡が路面に現れるので、工事業者はどうも今まで通ってきた旧道ではなく別ルートからここに出てきている模様。


峠の茶屋跡
標高

石碑
峠の頂上から そしてようやく矢ノ川峠頂上
峠の茶屋跡に到着。

ここの峠の茶屋は昭和34年には閉店しているので既に55年もの年月が流れていることになります。

この頂上から熊野側に下っている道がありますが、前述の通り熊野側は橋の崩落により通行不可なのでここで撤収。来た道をそのまま引き返します。


廃軽トラ

廃車

三木里側の行き止まり個所

最後に念のために分岐点から「落石のため通行止め」となっていた三木里側の道を探索してみました。

途中展望台のようになっている場所を越えるとやはり手書きのメモの通り、巨大な落石で道が完全にふさがれています。

画像の箇所は山側に誰かが石を除けて作ったであろう細い道がありなんとか突破できましたが、この先にも同じように崩落しているところが数カ所あり、それ以外の場所も人の頭くらいの大きな石がゴロゴロしているのでバイクで走破するのは不可能と判断し撤退しました。

おそらく普通のオフ車でも困難で、トラ車かMTBでなければ突破は難しいかと。


眺望

ここだけ視界が広がる
最後は三木里に降りる途中の展望台(?)で記念撮影。

眼下に賀田湾と三木里の漁港が広がっておりまさに絶景。
ここまでやって来たのはこの光景を見るためだと言われても納得。
良いツーリングでした。

景観


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