舞鶴 砲台跡巡りツーリング


道の駅舞鶴とれとれセンター

岩牡蠣のシーズンになったので、どこに行こうか色々迷った結果、今回は舞鶴の岩牡蠣を食べさせる店に行こうと計画しました。

目指すは舞鶴北端にある竜宮岬。
岩牡蠣丼という今が旬の岩牡蠣のフライを乗せたどんぶりがあるとのことで、それを食べに行くことが今回の目的です。

亀岡から京都縦貫道をひたすら北上して舞鶴市内に到着。
道の駅「舞鶴とれとれセンター」で休憩します。

とれとれセンターに到着した時間はAM9:00
昼食にはまだまだ早い時間ですが、自宅を出発したのが朝早かったのと、せっかく美味しくて新鮮な海鮮を食べられる機会なので、ここで岩牡蠣のお造りを食べて行くことにします。


岩牡蠣

これがその岩牡蠣

小ぶり、中くらい、大きめと三種類販売されていました。
今回はせっかくなので一番大きな一個¥900のものをいただきます

貝柱を切って軽く塩とレモンのしぼり汁を振ったものをそのままシンプルに。


槇山公園への地図

とれとれセンターから竜宮岬まではナビによると約40分。信号待ちや道路工事なんかもあるだろうし、ゆとりを含めると約1時間と言ったところ。

昼食まではかなり時間があるので、今まで行ったことがなかった舞鶴の北部をじっくり散策することにします。

まずはとれとれセンターから府道601号を北上したところにある槇山公園へ。 槇山公園へ 府道601号をしばらく走ると槇山公園の看板(小さくて何回か見落とした)があるので、そこから細い山道に分け入り、15分ほどかけて槇山の山頂まで。


砲台跡
砲台跡内部は不法投棄のゴミだらけなのが悲しい。

ここはハングライダー/パラグライダーの聖地として有名な場所らしいですが、それとは別に日露戦争の時に作られた砲台跡がそのまま残されている場所としても知られています。

ただ砲台跡へは誰でも簡単に車で来ることが出来るからなのか、落書きや不法投棄のゴミだらけでお世辞にも綺麗とは言えなかったのが残念

鉄塔

絶景
公園にあるハングライダー/パラグライダー発着場から一枚。
槇山がそれなりに標高が高い山だけのことはあり、なかなかの眺望です。

ハングライダーをやる人はこの高さからダイブするのか・・・


倒木に阻まれる

槇山公園からの景色を堪能したので、今度は同じ山にある金岬砲台跡を目指します。

事前に調べた情報によると槇山公園へ向かう山道の途中に広場のようになっている場所から山道に入って30分ほど歩いた場所とのこと。

最初はオフ車なら突破出来ると思っていましたが、入り口にある倒木だけならともかく、ルート上には倒木や崩落個所が多々あり、トラ車やMTBでも通行は不可能な状況なので、広場の隅にバイクを停めて歩いていくことにします。


火力発電所

木々の隙間から舞鶴発電所が見えます。

山道は道の半分が崩落していたり、倒木によって道が塞がれていたりと思うように先に進めません。
当初はカメラで道中の風景を撮影していこうと思っていましたが、倒木を屈んで潜り抜けたり飛び越えたりとアクロバットな動きが増えてきて撮影どころではなくなりバッグに仕舞いこんだので他の写真はありません。
※写真はGoProで撮った動画から切り出し


ガケ
右側の斜面は落ちたら死ぬレベル

もうツーリングじゃなくて単なる山歩きだなとナビのGPS信号を見ながら進んでいると、砲台跡の手前で道が崩落。完全に塞がっていました。

ネットで予め調べていた情報によると
「わずかに残った30cm程の道をつたって行けばすぐ先に砲台跡が見えてくる」
とのことでしたが、それから崩落が進んだせいなのかどう見ても幅は30cmもありませんでした。
登山装備もなし、靴は登山靴ではなくバイクブーツ、かつ一人で突破するのは危険だと判断し、無念ながらもここで引き返すことにしました。


ととのいえ地図

ととのいえ 金岬砲台跡への散策で良い感じに時間と体力を使ったので、昼食を取るために舞鶴北端の竜宮岬を目指します。

府道21号線を北上してちょうど13時に舞鶴漁協竜宮支局こと「ととのいえ」に到着。

観光案内所によるとここで岩牡蠣丼を食べられるらしいとのこと

ととのいえ

待望の岩牡蠣丼を食べられるぞと意気込んではみたものの、そこには無情にも臨時休業の張り紙が

日曜だからまず休みはないと思ったらこれだよ

結局日本海で海鮮丼を食べようとすると亀岡流海鮮丼(餃子の王将)になってしまう宿命からは逃れられないのか
この漁港の周りには他に食堂どころかコンビニすらないので仕方ないのでそのまま市街地に戻ることにします。


※追記

後の追跡調査により、この「ととのいえ」は平日と毎週土曜と第二第四日曜が休み
(ほとんど休み。予約が入った時のみ開ける)
かつ予約しないと岩牡蠣丼は食べられないと判明。
しかも岩牡蠣は近くの漁港で捕れたものを一度舞鶴の販売所に出荷した後に必要な分そこから買い戻すため、その往復の輸送で4日かかるので鮮度が落ちるという。

・・・クソショップじゃないですかー
舞鶴観光協会そんな店を紹介するなよ


廃小学校

廃小学校
市街地に戻る途中で廃校になった小学校を発見。
現在は村の何かの公共施設になっているらしくて校舎内には入れませんが、外側から眺めるのは自由のようなのでせっかくなので出来る範囲内で望遠を使って撮影していきます。

やっぱり木造の校舎は味があるな


葦谷砲台跡周辺地図

次に向かったのは葦谷砲台跡。

事前にだいたいの位置はネットで調べて舞鶴発電所の近くの国見山頂上ということはわかっていたのですが、実際に現地に着くと紹介されていた発電所のメンテ道には
「関係者以外立ち入り禁止」
の看板が立っていました。

この地図に表示されている道は立ち入り禁止のため通行できない
昔は通行可能だったようですが、まさかの展開。

目と鼻の先にあるということは分かっているけどさてどうするべきか。


葦谷砲台跡
倉庫の前
眺望

倉庫跡
ただそのまま諦めるのは嫌だったのでナビ(ガーミンのナビは国土地理院が公開している基盤地図を元の地図に重ねて表示できるので旧道や山道などを辿りやすい)で周辺の旧道を確認。

GPS信号を頼りに葦谷砲台跡のある国見山頂上から道を逆に辿ると発電所のメンテ道の他にも一本細い道が伸びているのを発見したのでそちらから登っていくことにします。

旧道の入り口を探して周囲を小一時間散策してようやく目印である国見山参道の石碑を発見。

そこから藪を掻き分けて進むと通る人はほとんどいないであろう林道のような旧道を発見しました。
そして「さすがオフ車、こんな道でも何ともないぜ」と登っていき、ついに葦谷砲台に到着。

この砲台跡を訪れる人はほとんどいないのかかなり良い状態のまま砲台跡が残っています。
落書きもゴミもほとんど見られません

しばらく遺構を堪能した後に下山します。


道の駅名田庄

葦谷砲台の調査でかなり時間を使ってしまったので予定を切り上げてそのまま帰路に着きます。
帰り道はどうしようか悩みましたが、一度小浜まで出た後に周山街道を南下するルートを選択。

周山街道は何度も通っているから道をだいたい覚えている上に、ほぼ一本道なので特に迷うことなく走行できるので気が楽です

写真は休憩に立ち寄った道の駅名田庄


道の駅ウッディ京北

更に周山海道を上りPM5:30には道の駅「ウッディ京北」に到着。
なんとか日没前に山道を抜けることが出来ました。(しかもここは一応京都市内)

金岬砲台跡に行けなかったことや岩牡蠣丼を食べられなかったことなど、なんとも消化不良なツーリングになってしまいました。

再挑戦してもどうにもならないことがあまりに多いので、この雪辱は別のツーリングではらす予定


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