Trailtech Vapor取り付け


Acewellのデジタルスピードメーター
時計、オドメーター、タコ、バックライトなど他の機能は全部生きているのに肝心の速度表示部分だけがダメ

XR Bajaの純正デジタルスピードメーターは頻繁にトリップが突然リセットされたり、酷くなると画面に全く何も表示されなくなるという持病があります。

我が家のBajaのスピードメーターも例外ではなく入手時点で既に「運が良ければ写る」という状態でした。
もちろんそれでは流石に不便すぎるので6年ほど前にAcewellのデジタルスピードメーターに交換しました。

が、そのスピードメーターもついに先日ついに故障してスピードが全く計測されなくなってしまいました。
最初は速度センサーの故障かと思いセンサーを交換しましたがやはり動作不調は変わらず、どうも中の基板がやられてしまった模様。


トレイルテックVapor
正立フォーク車汎用

Acewellのスピードメーターは純正のスピードメーターケーブルや電装系のハーネス類をそのまま使用できる上に見易くて良かったのですが、そのまま同じものを買いなおすのも芸がないので他メーカーの物に買い替えることにしました。

色々と検討した結果、時計と温度計とトリップとタコが同時表示出来る多機能さに惹かれてトレイルテックのベイパーに決定。
まあ欲しいのはスピードと時計の同時表示だけですが

アメリカからの取り寄せなので注文してから二週間ほどかかって到着。


Vaporを開封したところ
マニュアルは中学生レベルの英語なので簡単に理解できる。というか絵と写真だけで分かる。

中身は本体と速度検出用のマグネットセンサー、電源ケーブル、プラグからエンジン回転数を拾うケーブル、水温&油温計測用の温度センサー、ステーと固定用のボルト、マニュアル

温度センサーを接続しなければメーター内には外気温が表示されます。
空冷オフ車だと油音を表示するより外気温が表示される方が便利なのでもちろん接続しません。(ただしセンサーの精度が低いのか表示される温度はかなり適当)

付属の取り付けステーは使い勝手が悪い上に他の使い道が思い浮かばないのでそのまま予備部品を保管している箱にポイ

エンジン回転数を拾うケーブル(ただのリード線)は走行中に取れないようにプラグケーブルにグルグルと巻きつけた後に防水を兼ねた配線テープで固定するだけ。

問題はマグネットセンサーの取り付けです


ディスクガードを利用してマグネットセンサーを取り付け
失敗して開けてしまった穴は後でハンダゴテで樹脂を溶かして埋める予定

速度はブレーキローターに取り付けた磁石をマグネットセンサーで検知して計測する方法です。
まずはブレーキローターを固定するボルトを磁石付きの物と交換。

続いてマグネットセンサーの取り付け。
マニュアルには
「ブレーキキャリパーにドリルで穴を開けてセンサーをボルトで固定しろ」
と書いてありますが、ブレーキキャリパーに穴を開けたくはないのでブレーキディスクガードを使って取りつけることにします。

ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返してなんとか取りつけ完了

ネットで調べてみるとこのマグネットセンサーの固定にはみんな苦労しているようで、ホースバンドを使ったりクランプを使ったり、磁石付きボルトをフロントスプロケットに取り付けてそこで検知するようにしたりと色々工夫している模様。


元々のスピードセンサーギアの穴を塞ぐ

不要になった純正のスピードメーターケーブルは邪魔なので取り外しました。
ただスピードメーターケーブルを取り外すとスピードメーターギアに大穴が開いてしまいました。

スピードメーターギアは前輪ホイールのハブベアリングのカバー兼スペーサーの役目も果たしており、迂闊に取り外すと色々と別の加工が必要になってきて面倒なのであえてギアは取り外さない方向で行きます。
工具箱を漁ったところ出てきたゴムとプラキャップが出てきたのでそれでギアの穴を埋めることにします。

プラキャップはハンドガードを買った時に付いてきたスペーサじゃないかなと思うけど確証はなし


メーターを取り付けたところ。隙間はウレタンブロックとPPシートで塞ぐ予定
ケーブル類はとりあえずメーターの裏に隠す方向で
これから防水処理を施して見栄えがいいように適当にプラ板かPVCシートで配線隠しのカバーを作って付けたい

ケーブル類が一通り付いたのでそこらに転がっていた金具と両面テープで仮に固定して動作確認と細かい設定を行います。

まず三つのボタンを同時押しして設定モードに移行。
○距離計測:キロかマイルかを選択
 Km/hを選択

○ホイールサイズ:「直径×円周率3.14=外周」
 今履いているタイヤのIRC GP21のタイヤ直径は702なので702×3.14=2201を入力

○時間:24時間と12時間を選択
 24時間を選択

○パルス指定:
 4stは1

○温度表示:華氏と摂氏を選択
 摂氏(c)を選択

○警告温度、危険温度
 温度センサーを付けていないので適当に200度で

○シフトアップタイミング、レッドゾーン
 オフ車にそんなもの設定しても仕方ないので適当に20000を設定


GPS付きサイクリングコンピューター(自転車用)とカーナビをスピードメーターの横に取り付けて数キロ走行して速度が正しく表示されるかどうか確認してみました。
GPSが検知しやすい直線での速度表示はスピードメーター、サイコン、ナビの三つで差はほとんどなかったので速度計測に問題はないようです。


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