三重南部ツーリング 丸山千枚田と徐福神社


今回の地図

梅雨の中休みの快晴の日。

せっかくなので棚田を見に行こうと思い何カ所か候補をピックアップしたところ。
「そういえば最近通行禁止やら何やらの関係で全然国道169号を走っていないな」
と思い、恒例の池原ツーリングにも仕事で参加できなかったことも合わせて急に国道169号を走りたくなったので、ツーリングを兼ねて恒例の三重県、丸山千枚田に行くことにしました。

調べてみるとツーリングの日である6/10はたまたま虫送りの日というたいまつをあちこちに飾って豊作を願う祭りの日であることも判明しました

可能ならば見ておきたいところですが、情報が少なすぎるので現地に行ってから判断するといういつもの見切り発車です。

渋滞に巻き込まれるのが嫌なので交通量が少ない笠置から南下して。柳生、針、宇陀、東吉野と抜けて国道169に入るルートを選択。


東吉野村

自販機
その道中。東吉野村で見つけた古い自販機。
かなり前から有ったようですが全然気づきませんでした。


道の駅川上と上北山村

久々の国道169号線。入ったばかりですが早速杉の湯川上で休憩&道の駅のスタンプを確保。

ところが、 杉の湯を出たあたりからあちこちで道路工事による一時停止に何度も遭遇するようになりました。

もしかして思っているより路面状況が悪いんじゃないだろうかと思っていたらその予感は見事に的中。
電光掲示板に「崩土のため425号通行止め」の文字が。

時間はあるので久々にサンギリ林道を走ろうと思っていましたが、425号が通行止めとなるとサンギリ林道を走ったとしてもその道をまた戻ってこないといけません。

仕方ないのでそのまま国道169号線を南に抜けていくことにします。


瀞峡
三重県和歌山県境

道の駅おくとろ
じゃばらウォーター
国道169号線を南下して瀞峡に出ました。

ここから丸山千枚田は15分もあれば行ける場所ですが
時間に余裕があるので近くの道の駅おくとろに道の駅のスタンプの回収がてら休憩に立ち寄ります。

せっかくなので以前から気になっていた「じゃばらウォーター」を購入。
夏みかん系の柑橘類はあまり好きではなかったので今まで手を出しませんでしたが、これが意外と美味しい。
今度はじゃばらドリンクの方も買ってみよう。


赤木城跡案内
赤木城跡

パっと見わかりにくい
休憩も終え丸山千枚田へ。

その道中に赤木城跡という案内標識を偶然発見しました。
案内標識が指す方向を見ると確かに何やら城跡らしきものが見えます。
そういえば前に三重の観光ガイドを読んだ時に「近くに寄ったらチェックしよう」と思ったことが有ったような。

この機を逃すともう一生行くことはないかもしれないので、せっかくなので立ち寄ることにします。
見えている場所だから別に地図やナビはなくても良いだろうと適当に走っていきます。


駐車場
石垣

天守跡から眺望
遠くから見た限りではただの小高い丘で他には何もないようにしか見えなかったのですが、近くで見ると思っていたよりもしっかりと石垣が残っています。

また、三重南部は杉を中心とした針葉樹林祭りで年中青々としているのですが、この城跡周辺に植わっている木は広葉樹が中心なので春に桜が咲いていたり秋に紅葉していたりと綺麗な風景になりそうです。

その時期まで 覚えていて、かつ休みがあればまた来たいところ。


丸山千枚田遠景
千枚田と花

丸山千枚田遠景その2
いよいよ待望の丸山千枚田に到着。

虫送りの日だけあって観光客も車もかつてない程多いです。
特に報道関係と虫送りの準備を行っている地元の方の車が多く、しかも周辺道路はPM15:00で通行禁止になり宿泊客と前述の関係者以外の車は締め出されてしまうという状況。
せめて近くに駐車場を確保しないとどうしようもないんじゃないかと。

これは情報を集めていない一見が参加するのはちと辛いかなと思い、諦めて帰る事にします。


熊野市に入ってから

国道169号線をそのまま引き返すのも芸がないし時間もまだ早いので南下して熊野市へ。

そこから尾鷲市、紀北町と抜けて帰るルートを選択します。

国道42号に出た後は海沿いの道を走っていきます。



国道311号線を走行中、ナビにJR波田須駅(はだす)のマークが表示されました。

ナビ上だとJR線は国道311号線の真横を通っているはずなのに線路らしきものは全く見えず。
JR波田須駅といえば青春18切符のポスターにも使われた事のある駅なので、おそらくかなり良い景色があるはずなので一度は見ておきたい。
なのにその駅が見えない。
気になってナビにルート案内させると国道311号線の途中でナビが案内を止めてしまいました。このクソナビめ・・・と思ったら、どうやらJR波田須駅はここのほぼ真下、急坂を下ったところにある集落に面した場所にあるので、ナビはX軸とY軸が一致したので駅に到着したと勘違いして案内を止めてしまった模様。いやだからZ軸がですね・・・。


望遠レンズで見ると鳥居らしきものが。どうもあれが徐福伝説にある徐福を祀った神社らしい。

徐福の伝説を簡単に説明すると、今から2500年ほど前に秦の始皇帝に命じられて不老長寿の薬を求めて日本にやってきたのがここという伝説です。

諸説は色々あって信憑性は薄いようですが、すぐ近くに天皇家とも縁が深いけど伊勢や出雲や大和朝廷系とは全く別系統に属する熊野三社やら玉置神社やら十津川やらがあることを考えると徐福かどうかはともかく紀元前にここに誰かが来たことは間違いないような。


徐福茶屋
坂を下っていく途中

絶景
徐福茶屋の前の急坂を下って集落へ。

道がかなり狭くかつ切り返しが多いので意外と進みにくい。地元の人はいつもこの道を利用しているのか
(後で調べたらもっと緩やかな別の道がありました。)

しばらく進むと集落に到着しました。


波田須駅
波田須駅

波田須駅
集落を抜けて細い路地を入っていくと件のJR波田須駅に到着。

確かにここは間違いなく秘境駅。

無人駅で駅ホームと待合いベンチ以外に何もありません。そして駅ホーム周辺は草が茂っているためほとんど景色が見えません。

鉄道に乗って駅の前後を見るか、駅から少し離れた場所に行かないとダメな場所なのか。
ただ電車で来たら感動することは確かだと思う。


駅周辺や徐福神社周辺はどちらを向いても個人宅が写り込むので結局ほとんど写真を撮らず。

バイクをどこかに置いて歩いていけばもっと何かあったかもしれませんが、道が狭く待避場所もないのであまりバイクを長時間駐車しておくのは躊躇われたのが残念。国道にバイクを停めて歩いてここまで来るべきだったのか(もしくは電車)


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