今度のツーリングはどこに行こうと地図を眺めていると小豆島が目に入りました。
小豆島は今までのコースで決められた場所でしか観光出来ないバスツアーのみしか訪れたことがなく、小豆島を見て回ったとは言えないので、せっかくなので今回はバイクで小豆島に行ってみることにしました。
本州から小豆島へ向かうフェリーはあちこちの港から出ていますが、今回は自宅からの距離と便の多さから姫路港から小豆島の福田港への定期便を利用することにします。
第一便のAM7:15のフェリーに乗るため、約二時間かかると見越して自宅をAM5:00に出発。
吹田から山陽道で山陽姫路東ICまで。
そこから下道で姫路港まで。
まあ二時間あれば余裕で着くだろう
・・・
ギリギリだったよ
夜明けから間もないAM7:15に予定通り姫路港を出港。
小豆島の東側にある福田港までの所要時間は約1時間です。
時間は長いようで短いようなので航路にある島などを撮りながら到着を待ちます。
まずは以前にも立ち寄ったことがある日生町の鹿久井島。
離島ではなく本州側でかつ今は橋で繋がっているのであまり島感はないですが。
家島諸島の男鹿島?かな。
家島諸島の島々もそのうち訪問してみたいところです。全部回ろうと思うと一泊二日でスケジュールを組まないと辛いかな。
この男鹿島?は島の見える範囲全部が採石場になっていてガリガリ削られているのが気になります。
どういう島なんだ・・・
そんなこんなで小豆島の福田港に到着。
小豆島に到着したものの、何の下調べもせずに「小豆島に行く」という衝動だけでここまで来てしまったので、以前にバスツアーで訪れたことがある「二十四の瞳映画村」と「寒霞渓の紅葉」以外のどこに小豆島の観光スポットがあるのか全く不明な状態です。
「とりあえず南に行ってみるか。良さそうなところはそこらに立っている観光スポットの案内板で判断する」
とノープランのまま出発。
まあ島を時計回りに回ればなんとかなるだろう
福田港から海沿いの道をしばらく走ると名所「南風台」と書かれた案内標識がありました。
気になって駐車場らしき場所にバイクを停めて歩いてみましたが、ただ普通の公園のような広場があるだけで何が「南風台」なのかが全く分かりません。
ここはどんな観光地なんだろうと少し歩くと広場の隅に「希望の道」と掘られた石柱が。
希望の道? 矢印の先には何があるんだろう。もしかしてこの南風台という名前と何か関係が?
と少し小道を進んで突き当りまで歩きましたが
ド ラ ム 缶 し か な か っ た よ
ここは一体何の名所なんだ・・・
気を取り直して更に県道48号線を南下。
半島を一周して醤油蔵が立ち並ぶ醤の郷へ
醤の郷は最初気付かず一度通り越してから慌てて引き返しました。これはドラレコのバックカメラの画像から
目線の高さだと醤油蔵は普通の建物にしか見えなかったので醤油蔵に気づかず通り過ぎてしまったと気付いたので、醤油蔵が見えそうな近くの高い場所に移動してみます。
。
ただそれでも色々な遮蔽物があるために何が醤油蔵なのかわからない状態。
近くに他に小高い丘や山や展望台などはないので、ドローンでもない限りは醤油蔵を綺麗に撮影するのは難しいようなので諦めます。
気持ちを切り替えて小豆島の醤油ならではの土産を買おう。
県道沿いにあったマルキン記念館という土産物屋で土産用の生醤油と醤油ソフトを購入。
醤油ソフトの味は醤油風味の塩アイスと言ったところでした。
なかなかの美味
醤の郷を出た後はとりあえず小豆島で一番有名?だと思われる二十四の瞳映画村にやってきました。
映画「二十四の瞳」は何度か作られていますが、ここの映画村はその最初の映画をテーマにした施設。
ぶっちゃけ二十四の瞳の映画は無駄に上映時間が長い割にはシーンがぶつ切りでかつ飛びまくり
いつの間にか生えてきた主人公の夫が目を離した隙に画面の外で死んでいるなどの意味不明の展開など酷い構成で、名作というにはどうかと思うところはあるのですが、ここは映画よりも昭和レトロを押し出しているというところで期待してやってきました。
外観は割と普通な感じ。
時間もまだ朝早いからか観光バスの団体客もほとんど来ていなかったので、ゆっくりと施設内を見て回れそうです。
この映画村には学校のシーンで使われた分校のセットがそのまま残っています。この建物が一番の目玉のようです。
原作のモデルになった学校と同時期に建てられた別の木造建築の建物を改修して学校のセットを作っただけあって見応えがあり、良い雰囲気です。
このセットの案内を見て知りましたが、このセットのモデルになった本物の小学校の分校の建物は未だに健在であり、そちらの小学校も最近廃校になったことにより観光名所として一般開放されることになったことを知りました。
地図で見るとこの映画村から比較的近い場所なので後で行こうと思います。
集落の撮影に実際使われたというセット。
見る角度を変えれば家としては不自然な形をしている建造物ばかりなので映画のセットだとすぐに分かりますが、逆に角度を限定なら普通の古民家が多く残る集落に見えます。さすが映画村。
しばらく堪能して次の場所に向かいます。
映画村を出て県道を少し北上したところに「岬の分教場」がありました。
10年ほど前まで小豆島の小学校の分校として実際に使用されていたというセットではない本物の小学校跡です。
小さくて狭いのであまり見られるところはないのですが、本当に長年使われてきただけのことはあり、セットにはない重みを感じられます。
やはり本物と映画のセットは違うんだなと感じました。
小豆島巡りを再開します。
次は小豆島名産であるオリーブを育てているオリーブ農園・・・
と言いたいところですが
「別にオリーブの味ってそんなに好きじゃなかったわ」
という理由でスルー。
次の観光名所である土渕海峡とエンジェルロードを目指します。
次にやってきたのは世界一短い海峡らしい土渕海峡です。
地図を添えて説明されると左の島(鹿島)と小豆島本島は海で隔てられて直接は繋がっておらず、世界一狭い海峡だということです
ただ、その理屈が分かっていてもどう見てもただの川なのでコメントに困る。
土渕海峡のすぐ近くにあるエンジェルロードにやってきました。
ここは一日二回、干潮時に水位が減ることで普段は小豆島本当とは繋がっていない小さな島「弁天島」への道が出現するという観光名所です。
ただ残念ながらここに到着したAM11:00には既に干潮は終わっており、島への道が消えていました。
まだ水が満ち始めてすぐなので水位は低く、少々足が濡れて良いならば無理に対岸の島に歩いて渡れなくはないのですが、渡ったところで何があるというわけもなく、かつ帰りは水位が更に増しているのにどうするのかという問題があるのでここは涙を呑んで見送りです。
下調べなしで小豆島にやってきて、偶然エンジェルロードの存在を知ってやってきたら、たまたま干潮の時期だった
というのは流石に都合が良すぎるので、まあ仕方ないです。
小豆島の観光名所はどうやら南側に集中してあるらしく、北側に目ぼしい観光名所は見当たらなさそうなので、ここからは景色の良い風景があれば撮影というスタイルで走っていくことにします。
果たしてこの先には何があるのか!
な に も な か っ た よ
15:30の福田港初姫路港行きフェリーで小豆島とお別れです。
今度はちゃんと下調べしてから計画的に来るよ。
ありがとう小豆島。
さようなら小豆島。