なんとなくアクセスログを見ているとセーフティーレバーで検索してくることが多いことに気付きました。
それなりに需要があるんだからメーカーも絶版にしたままじゃなく再販すればいいのにと思っていたらいつの間にかダイアコンペからセーフティーレバーが販売開始されていることに気付きました。
DC165-EX
しかも販売開始は私がセーフティーレバーを取り付けた3か月後の2015年4月の話。
全然知らなかった。
ダイアコンペ公式HPの紹介によると
「機能はそのままに更に安全にブレーキングが出来るように進化しました」
とのこと。
昔に販売されていた商品に比べると滑り止めの凹凸の彫刻がなくなった代わりに微妙なカーブを付けるなどしてフィット感は増している模様。
更に調べてみるとALHONGEアルフォンゲ(アルホンガ?)という台湾メーカーもセーフティーレバーを出していました。
形状は昔のダイアコンペ製セーフティーレバーにそっくりですね。
値段は台湾製だけあって165-EXのほぼ半額。
セーフティーレバーは一時期はヤフオクで中古品やデッドストック品を探すしかなかったので、現行商品に二種類もあるというのは良い環境になったなとしみじみ思います。
ただ現在使用中のシマノ製セーフティーレバーに特に不都合を感じてはいないので別に買い換える必要はないとは思うし、ちょっと試してみたいためだけのために5000円近く払って新しいレバーを買うのはちょっと・・・
買っちゃったZE
どうせレバーは転倒などで折れるものだし(言い訳)、またすぐに絶版になって入手困難になる可能性を考えると買えるうちに買っておいた方が良いに違いない(言い訳)
というわけで到着したので早速中身を確認していきたいと思います。
袋のベロには何故かヨシガイの旅行車ブランド「エネシクロ」と「グランコンペ」のロゴが入っていますが、商品にはどちらのロゴも入っていないので、あくまでダイアコンペ通常商品扱いのようです。
ブレーキレバーとセーフティーレバーはかしめで固定されており簡単には取り外しは出来ない構造です。
まあセーフティーレバーだけ取り外すことはないのと思うので問題はなしです。
最悪ドリルでかしめを破壊すれば・・・
あとはブレーキワイヤーアウターの固定キャップが付属
説明書はB5サイズの紙に片面印刷されたものが一枚だけ。
上半分は英語、下半分は日本語で書かれており内容は全く同じ。
基本的な注意事項しか書いていないので流し見のみです。
では取り付け作業開始です。
これが現在使用中のシマノのセーフティーレバー
別に何の故障もなく使用する上で支障もありませんが交換して予備部品送りにします。
新しいレバーが転倒で折れたり別の自転車を買ったりしたら再登場願うことになるかと
まずはフロントブレーキ(右)から。
バーテープを剥がしてブレーキワイヤーをリリース。
ブレーキレバーを固定しているバンドのボルトを緩めて現在装着中のレバーを取り外し、入れ替えで165-EXをハンドルバーに挿入したらだいたいの位置を決めて固定バンドのボルトを締めつけ。
乗車して軽くハンドルを握り微調整を行ったらボルトを本締めした後にブレーキワイヤーを再び取り付け。
普通のブレーキレバーと165-EXとの入れ替えだとワイヤーのラインが変わるのでアウターを含むブレーキワイヤーを交換する面倒な作業があると思いますが、今回は単にセーフティーレバーの交換だけなのでこれで作業終わり。
片側の作業時間は10分ほど
取り外したシマノのレバーとの比較。
全体的にサイズが小さくなり軽量化されています。
セーフティーレバー部分はかなり短くなりましたが、今までもこの長さでないと指が届かないというわけではなかったので特に問題はないと思います。
シマノのセーフティーレバーはダイアコンペの絶版セーフティーレバーとほぼ同じサイズ(のはず)なのでコンパクト化やそれを補うためのレバーの取り付け角度などが性能に関係しているのではないかと。
刻印がなくなった分だけぬっぺりとしたデザインが気になりますが、それはまあ直に慣れるんじゃないかと。
アルミが若干くすんでいるので後で磨いておこう。
リアブレーキ(左)も同じように交換したら試乗してブレーキの効きを確認しながらカンチワイヤーの締め付けを調整して作業完了。
サイズが小振りになった分だけブラケット、下握り、セーフティーレバーのみ、どの状況でもレバーを握りやすくなりブレーキをかけやすくなった(気がします)。
公式ページにあった
「機能はそのままに更に安全にブレーキングが出来るように進化しました」
というのは嘘も誇張もないようで納得。
何も変わっていない気がしないでもない
とりあえず暖かくなって路面凍結の危険がなくなったらどこか遠乗りをしてみたいところです。