サイコロきっぷ 出雲市編2 出雲大社-松江


宿の近く

サイコロきっぷ出雲市の旅二日目。→1日目はこちら

宿の最寄りのバス停にバスが到着する時間に合わせて早めのチェックアウトです。
見渡す限り一面の雲ですが、天気予報では午前中はなんとか降らずに持ってくれるはず?

人が少ないうちに出雲大社に参拝したいので早い時間から動き始めます。


出雲漁港

雲は多めですが、時々雲が途切れて晴れ間が姿を現します。
この天気と気温ならバイクでも自転車でも走れたな。
事前にこの天気が分かっていたならレンタルバイクをもう1日借りてもう少し効率良く動けたのに……。

まあ後悔しても仕方ない。

バスで旅館前から直接出雲大社の前のバスターミナルまで行くことは出来ましたが、早朝の綺麗な海辺の景色を見たかったので途中の稲佐の浜の手前で下車。


稲佐の浜遠景

稲佐の浜を遠景で。

やたら暗くて分厚い雨雲が目立ちますが、それでも朝焼けがそれなりに奇麗なので良し。

出雲の海岸は西向きなので太陽が沈む夕景は奇麗で良いのですが 朝だと太陽を背に受けることになるので雲の多さと相まってそこだけがちょっと残念ですが。


稲佐の浜

弁天島がちょうど見やすい稲佐の浜の撮影ポイント。

稲佐の浜は大国主大神が建御雷之男神から国譲りされたという神話の舞台になった場所で 今では出雲の名景として観光名所になっています。

西向きで太陽が海に沈むところが見られるというところで夕日の名所ではありますが、 逆に言うと太陽を背に受ける位置になる朝はどんと暗く沈む感じに。

この日は雲も多くて午後になるほど天気が悪化していることは分かっているので移動します。


出雲大社神楽殿

大注連縄が有名な出雲大社の神楽殿です。

出雲大社の本殿はこのすぐ近くにあるのですが、 こちらばかりが有名になって むしろこちらが本体と思われている節がある気がする。

さすがに朝一だと参拝客は犬の散歩に来ている近所に住んでいるであろうおっさんくらいしかいません。

その代わりに配布所もまだ開いていないのでお守りなどを買うことは出来ないのですが、まあいいか


拝みうさぎ
餅つきうさぎ
うさぎ
歌ってるうさぎ

うさぎ集会所
そんなわけでうさぎの時間です。

うさぎ
出雲大社のあちこちには主神である大国主命の使いとされているウサギの像が置かれています。
それらを歩いて探して撮影して回ってきました。

船に乗ってるうさぎ

ウサギの象は全部で80体あるらしく、そのほとんどを撮影したので写真も200枚ほどありますが、その全部を載せるとキリがないので一部だけ。

拝んでいるウサギや餅つきをしているウサギなど様々なバリエーションのウサギの像があり見ていて楽しいです。

時計を見るとこのウサギの像を探すので1時間近く出雲大社の敷地内を放浪していたようです。

日が昇ったからか人も増えてきましたし、あまり長居していると他の場所を見て回る時間がなくなるので移動します。


旧大社駅 旧大社駅とSL 放置されてるSL。屋根は付けてやれよと

廃ホーム
次に訪れたのは出雲大社から少し南に下ったところにあるJRの廃駅「大社駅」跡です。

ここはJRの出雲大社最寄りの駅でしたが路線自体が廃線になってしまいました。
ただその駅舎は大正時代に作られた歴史的にも貴重な美しい建築物ということで撤去はされず建物は土産物屋と資料館を兼ねた観光名所として利用されているとのことです。
…観光名所に
……観光名s…あれ?

全体的にシートで覆われて何も見えないんですけど。

スマホで調べてみると駅舎の老朽化により令和7年まで工事中であり、駅舎(資料館)は休館とのこと。

ただ、旧ホームで展示されているSLは自由に見ることが出来るようなので、こちらを見学していきます。

本当に今回の旅行はこのパターンが異様に多いな。どうなってるの。


出雲大社前駅
一畑電車
縁結びパーフェクトチケット

古い一畑電車の前
出雲大社周辺は一通り見て回ったので、今度は出雲大社前駅から一畑電車に乗って終点の松江しんじ湖温泉駅まで移動します。
松江市へ行くだけならJRに乗って移動した方が圧倒的に早いのですが、

「ローカル線である一畑電車に乗る」

一畑電車の始点である出雲大社前駅から終点の松江しんじ湖温泉駅まで乗ること自体が観光であり目的もあるため、あえてこちらを選択します。

また、この電車の車窓から宍道湖の風景を見られるとのことです。
宍道湖を一周するような時間も交通機関もないので、電車の車窓からの風景で一応宍道湖の観光は済ませたことにします。

前日に発行していた縁結びパーフェクトチケットはバスだけではなく一畑電車にも使えるので、始点から終点まで乗っても実質タダ(タダではない)

今回の旅ではあまりバスに乗っていませんが、 この一畑電車の片道料金が約1000円なので、それだけで元は取れるというのがありがたい。


松江周辺の地図

約一時間の乗車で松江市にある「松江しんじ湖温泉駅」に到着です。

この駅がJR松江駅や県庁とはかなり離れた無茶苦茶不便な場所に建っている理由についてはわからない。

ちなみに電車の線路から宍道湖までの間には建物などの遮蔽物がかなりあるために宍道湖の景色はあまり見えませんでした!

あれ?

いや一畑電車はわざわざ宍道湖方面にシートを向けられるような構造で観光客向けにも宍道湖が見える電車としてアピールしていて…

あれ?


まあ一畑電車が開通しfてから数十年の間に色々都市開発されたから……


松江市内

松江観光に割り振れる時間はJR出雲市までの移動時間が約1時間かかること、特急いずもへの乗り継ぎのことを考えると約3時間です。

ポイントを絞って計画的に動かないと長いような短いような微妙な時間です。

まずは松江城に向かいたいのですが、次の松江城方面へ向かうバスの発着時刻とバスの移動時間を考えると歩いた方が早そうです。

歩きます。


松江城天守閣を下から

徒歩15分ほどで松江城に到着。

…しましたが、天候があまり良くなくて景観はイマイチそうなのと所要時間を考えて天守閣は今回はパスして天守閣の周りの公園を歩くのみにします。

松江城はどうせまた別の旅行で来ると思うのでいずれその時で。

今回の目的地は松江城の北側にあります。


城山稲荷神社鳥居
城山稲荷神社の狛犬

城山稲荷神社の石狐

松江城の天守閣の横を抜けて北上したところにあるのが今回の松江旅の目的地その1である城山稲荷(じょうざんいなり)神社です。

明治時代の小説家、小泉八雲が好んで立ち寄ったという稲荷神社で、その境内には石で作られた石狐が数多く奉納されています。


小さい社
古い石狐群。かなり崩れてきている
古い小さい石狐群

比較的新しいチベスナ顔の石狐
明治時代の小泉八雲が通っていた時代にはこの石狐が数千体はあったというから驚き。

ただ今では経年劣化なのかあちこちの石狐が風化で崩壊してしまっており、あまり数は残っていません。

石狐の壊れ方が砂のようになって削れてから崩れるという他の地域ではあまり見ない風化の仕方なので使われている石の種類が元々丈夫ではないのかな?

お守りか何か買えるかどうか社務所を覗いてみましたが、社務所は無人のため何も買えず。

まあ一般的な観光シーズンとは時期も時間もずれてるし仕方ないか。更に古い小さい石狐群


小泉八雲記念館(資料館)
小泉八雲旧邸のシャチホコ

小泉八雲旧邸の書斎
小泉八雲繋がりで松江城の北側にある小泉八雲の旧邸と小泉八雲記念館(資料館)も見学してきました。

資料館の方は写真撮影禁止なので旧邸の方の写真を少しだけ掲載。

また、時間的にはこの散策時間が唯一の昼食のチャンスでもあるので、小泉八雲記念館近くの蕎麦屋で出雲そばを食べました。

ついでに土産を買おうと近くの土産物屋をチェックしましたが、ここでは日本全国どこでも買えそうな饅頭やクッキーなどしかなく、井ゲタ醤油も置いておらず、たいしたものがなかったのでスルーです。
土産は出雲に戻ってから探そう。


宍道湖うさぎ

時間もかなり押してきているので、松江市内で最後の観光として松江城から数キロの南に阿ある島根美術館の外の公園にあるうさぎのブロンズ像「宍道湖うさぎ」を見に行きます。

バスの時刻は確認しましたが、バスを待っているより歩いた方が早そうだったので徒歩で移動。

こいつバスのフリーチケット持ってるのにずっと歩いてるぞ。

宍道湖うさぎ逆方向から
というわけで島根美術館の前にある「うさぎの像」のところまでやってきました。
まるで宍道湖に飛び込もうとしているような動きを複数のうさぎのブロンズ像で表現しているという面白さがあります。

ここも夕日の名所であり、晴れた日の日没直前に訪れれば夕日に照らされた宍道湖とウサギの像という奇麗な光景を見られるらしいのですが、残念ながらここでタイムリミットのために待っている余裕はありません。

一通り用事は済んだので出雲市に戻ります。


一畑電車

一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅に戻ってきました。

JR松江駅まで行ってJRで出雲市に向かえば一畑電車よりも若干早く着けるためにもう少し松江市内の観光に充てられるのですが、
「ローカル線である一畑電車に乗る」
は逆方向、松江~出雲市の区間も含まれており、それを乗ってこそと考えているので 一畑電車への乗車以外の移動の選択肢はありません。
1時間かけて出雲まで戻ります。

やっぱり宍道湖はあまり見えなかったよ……


井ゲタ醤油

電鉄出雲市駅に戻ってきました。
特急出発までに時間はかなりありますが、出雲市駅前周辺は本当に普通の住宅地であり、観光名所などはかなり遠い場所まで行かないのとないので土産物購入などはJRと一畑電鉄の駅に隣接しているショッピングモールのアトネスいずもで済ませます。

アトネスいずもの土産物コーナーでようやく井ゲタ醤油を発見。何種類かあったのでたまり醤油としじみ醤油を土産に購入します。他には地元感のある漬物などを。

ついでに帰路(5時間)の間につまむお菓子や飲み物などを購入し、特急いずもに乗車して帰宅。


JR出雲市駅に到着した時点での歩数は約3万3千歩

サイコロきっぷ第二弾の旅はこれで終了です。

1/22に歩いた歩数は約3万3千歩か。結構歩いたな。

本数が少なく乗り継ぎが難しい鉄道とバスという制限がありながらも一応は一通り刊行することが出来ました。

ただやはり時間と交通手段がなくて周れなかったところは何か所があるので、そのうちリベンジに来ようと思います。


サイコロきっぷ打ち切り

このサイコロきっぷ第二弾は好評すぎて新幹線も特急やくもも全席埋まってしまう状況が続き、ついに1/27には販売停止(売り切れ)になってしまったとのことです。

私は早めに予約を入れたので良かったのですが、結局どこにも行けなかった人も多かったと聞きます。

そういう意味では割と運が良かったなと。

もし第三弾もあるなら参加したいです。



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