契約から約六カ月。ようやく待ちに待ったホンダ400Xがついに到着しました。
ええ、タイトル通り「納期の目安」とか「バイク屋に○○日に入荷した」とか言う連絡が一切なしで急に車体の登録が完了した連絡が来ました。
なんで途中経過の連絡がなかったんだ・・・
バイク屋から急に登録完了の連絡が来たときは、まさにこんな顔をして、たった今起こったことをありのまま説明して何をされたのかわからなかった、頭がどうにかなりそうだった状態だった。
ここまで本当に長かった。
8月にホンダ熊本製作所が復旧、9月に震災前の規模に復活という公式発表というデマは一体何だったのか
新車購入者のみに許された新品シートのビニール剥ぎ取り
完全にパッケージされた車のシートと違ってテープで留めているだけなので10秒もかからず終わる
本当に長かった。
簡単なバイクの説明を聞いて車両引き渡し。
別に納車式などのイベントはなかったので説明を聞いて書類を受け取った後にひっそり乗って帰った。
・・・あれ、長期契約待ち顧客向けに配布されるという噂の32400円相当の用品に使えるというクーポン券は・・・
まだ貰ってないんですけど・・・
ない?
はいそうですか
アッ ハイ
な ん だ そ れ
そのクーポンでETCを付けようと思っていたけどないようなので結局実費で付けた
そのままツーリングにでも行きたいところですが、納車待ちの間に暇だったのでちょくちょく買って自宅に貯めていた400X(CB500X)用のオプション&カスタムパーツが山ほどあるのでそれらの取り付けを行って行きます。
まずは最優先事項である転倒時に車体へのダメージを減らすヘプコのエンジンガードの取り付けです。この作業が終わらないことには何も始まらない。
ヘプコのHPでは400X/CB500X用エンジンガードは2013-2015年式までが対象となっているので付くかどうかはわかりませんが・・・
分かったよプロシュート兄ィ!
兄貴の覚悟が言葉ではなく心で理解できた
付くかどうか分からないとか、付くとか付かないとか、そんな問題じゃない、付けるんだよ!
このエンジンガードは3万くらいで買っているから無駄には出来ないんだよ!
というわけで作業開始です。
車体右側はヒールガードを外すだけで簡単にボルトにアクセスが可能。かなり楽。
ヒールガードを取り外すとエンジンマウント用のボルトが見えるのでそれを14mmソケットを付けたレンチで取り外します。
車体右側は楽なのですが左側はドライブスプロケカバーが邪魔でアクセスできないので、ドライブスプロケカバーを取り外・・・そうとしたら今度はサイドスタンドスイッチとそのハーネスが邪魔で外れません。
これホンダが頻繁にやらかす効率重視で隙間なくパーツを詰め込んだせいでメンテナンス性皆無といういつものやつだ・・・
これは間違いなくドライブスプロケットの清掃の時も苦労するな
苦労するも何とか取り外しに成功
フロントも同じようにエンジンマウントボルトを14mmソケットレンチで取り外してガードを固定して完成。
ヘプコのエンジンガード自体は2016年式でも取り付け可です。
付属のボルトがM8の六角ボルトなのでそれを締めるために13mmのソケットレンチが必要なのでそれだけが注意。
そしてここで問題発生。
この後に取り付け予定だったsw-motechのスキッドプレートがヘプコのエンジンガードと干渉して取り付け出来ません。
sw-motechのスキッドプレートの取り付けステーはヘプコのエンジンガードと同じようにエンジンマウントボルトに共締めします。
マニュアルを読んだ限りはヘプコのエンジンガードはエンジンマウントの外側、sw-motechのスキッドプレートステーはマウントの内側に共締めするので共存できるはずと思っていましたが、ダメでした。
ああでもないこうでもないとステーを前に試行錯誤したものの結局ダメ。
底面のガードか側面のガードかどちらを取るか悩みましたが、結局側面ガードのヘプコを取ることに。
(諦めてはいないのでヤフオクには出さない)
つよそう(小並感)
続いて取り付けたのはドイツの金属加工メーカーBRUUDT製のCB500X(400X)用ラジエターガード
バイク購入前からGoogle画像検索でCB500X用のカスタムパーツを検索すると上位に表示されていたので気になってはいましたが、ずっと在庫切れで再生産の予定なしということで諦めていました。
それが10月になって急に在庫が復活したので即個人輸入。
(元々2013-2015年式向けとして設計したので2016年モデルに取り付け可能かどうか分からなかったのが生産停止の理由らしい)
前に買った中華製のラジエターガードも悪くないのですが、やっぱりこのセンスには勝てない。
これもCB500X用ですが400Xにもポン付け可です。
ステップは予め購入済のsw-motechフットレストキットと交換します。
純正ステップはCBR250等と同じホンダのオンロード車向け汎用パーツなので(他の対応車種はCB1300SBなどかなり多い)デザインがアドベンチャー風のデザインの400Xには若干浮いていましたが、このオフロードタイプワイドステップだと違和感もなく、かつ肉厚で頑丈そうな上に滑り止め効果も高そうなので満足。
説明書通りバンクセンサーは取り付けたものの明らかにデザインが浮いているので別にいらないかなという気もする。
このステップの上に取り付ける滑り止め用のゴム板もあるのですが、ゴムなしの方がオフロード/アドベンチャーバイクぽくなるのでそちらの取り付けは保留。
取り付けは純正ステップを取り外した後にスプリングを流用して説明書通りに組みつけるだけのポン付けなので詳しい説明はなし
続いて外装ステッカー貼り変えです。
この純正カラーリングも嫌いではないのですが、そもそも400X購入のきっかけはイギリスのカスタムショップRallyRaidProducts(以下RRP)によるカスタムCB500Xの画像を見て一目惚れだったので、せっかくなのでその理想のカラーリングに近づけていこうと思います。
まず純正ステッカーにドライヤーを当てて柔らかくして剥ぎ取り真っ白にしたところ
この状態も嫌いじゃない。
この状態からどうやってRRP仕様のCB500Xに近づけるかというと
それはもうイギリスのRRPから個人輸入で直接取り寄せ。本物を使ってしまえば間違いはないです。
一気に貼り付けて完成。
微妙にシワが出たけど気にしたら負け。
ホンダといえばトリコロールですよトリコロール
ただRRPのステッカーセットを貼ってしまうとホンダ車には必ずどこかに付いているウイングマークがなくなってしまってちょっと悲しいので対策としてホンダの大型スポーツバイクに使われているエンブレムを張り付けることにします。
似たようなデザインの
中華製や社外の安いエンブレムもありますが、純正エンブレムとの比較画像を見ると安っぽいというか値段相応の出来でしかないようなので奮発してCB1100などで使われている純正部品を注文しました。
値段は倍くらい違いますが、見た目は重要なポイントなのでそこでケチってはいけない。
取り付け位置は検討した末に
アフリカツインのイメージでサイドパネルの黒い部分に貼りつけることにします。
ハンドガードはレンサルの樹脂製ガードを選択しました。
選択の理由は見た目もありますが、本体からステーに至るまで全てが樹脂製なので軽量でかつオープンタイプなのでハンドリングの邪魔にならないことです。
これも日本で買うと高いですが海外から取り寄せると国際送料を払っても4000円くらいで手に入るお買い得品。
金属製のバーエンド固定型に比べると転倒時やオフロード走行時の枝や飛び石に対しての防御力はほぼありませんが、このバイクでそこまでガチなオフロード走行をする予定はないので軽量さ重視で防風効果さえあれば良いというスタンスです。見た目は大事。
ハンドガードは張替用に赤と青のステッカーが付属していたので車体カラーに合わせて青ステッカーを貼りました。
オープンタイプのハンドガードでは転倒時にレバーを守れないので、その代わりとしてクラッチ&ブレーキレバーをZETAのピボットストリートレバーに交換します。
ZETAのピボットレバーはXR BAJAで使用して使い勝手の良さは承知しているので安心してブランド買い。
このピボットレバーは可倒式なこともありますが、純正に比べるとかなりサイズが短いので転倒時に破損する可能性が少ないのと、もし破損しても補修部品が比較的安く、かつすぐに調達できるのがありがたいところ。
使い慣れているレバー形状なのでクラッチ操作も一気に扱いやすくなりました。
ただブレーキレバーは良かったのですがクラッチレバーは純正のクラッチ固定ボルトでは経が合わずレバーがまともに稼働しません。
ストリートレバーの適合は400Xの2013-2015モデル。
400Xの2016年式は純正レバーが以前のモデルから変更された関係で(ノーマルからアジャスタ付きレバーに変更)のでポン付けが出来なくなってしまったようです。
なので手持ちのボルト(BAJAで使用していたホンダ純正品)と交換して対処しました。
取り外した純正レバーは折れた時の交換用予備として車載工具と一緒に保管します。
フォグは純正アクセサリ電源(左の防水カプラ)から取り出した電源をスイッチにしてリレーでフォグにバッテリー直結で確保した電源を供給するように配線します。
テスターで調べたところ
紫:イグニッション+
赤:常時+
緑:マイナス
緑青:不明
でした。
不明配線はおそらく純正ETCなどの純正オプションを接続した際にECUなどから情報を送受信するための何かじゃないかと思います(サービスマニュアルを所持していないため不明)
フォグの取り付け位置はこんな感じです。
取り付けるフォグはSW-MOTECH HAWKライトのハロゲン仕様。純正ヘッドライトがLEDなので補助灯と本来の用途である霧が深い時の走行ではハロゲンが役に立ってくれるはず。
ハロゲンのフォグは各社から発売されていますが、SW-MOTECHを選択した理由は見た目です。
軽さと照射性能(と値段)だとPIAA一択なんですがやはり見た目は大事。
この商品の対応車種はCB500X(2013-2015)ですが2016年モデルの400Xにも取り付け可能です。
スイッチはミラー部分に取り付け。
ただ2016年式はライト下のクチバシの位置や形状が変わっているのでクリアランスはギリギリ。
フロントフォークとの隙間もギリギリ
当たりそうで当たらないそんな絶妙のバランス。
そしてこれが実際に光っているところ
対向車が眩しくないように中央かつ下方向に光軸を向けたものの、実際に夜間走行をしたわけではないのでこれから要調整です。
ナビの取り付けはスクリーン周辺に取り付ける方法やハンドルにハンドルブレースを装着してそこに取り付ける方法など色々と悩んだのですが、RallyRaidProductsのオリジナルカスタムパーツを使用してハンドルに直接取り付ける方法を選択しました。
オリジナルハンドルステムクランプ、シガソケ(アクセサリ)固定用プレート、ナビマウントの三種を購入して組み合わせることでスマートにナビとシガソケの取り付けが出来るようになりました。
各種アクセサリが一か所にまとまるのでハンドル周辺がスッキリする。
この位置ならナビも見やすい。
ただ物自体は安いんだけど国際送料が・・・
そしてこれが全装備状態。
左のホルダーには12V電源(シガーソケット)を
右のホルダーには別体(分離)型ETCのアンテナを
中央のマウントにはRAMマウントのガーミン専用ホルダーを取り付けて、そこに以前から使用しているカーナビ、ガーミン205W Plusを設置。
これだけ取り付けてもハンドル周辺はスッキリ
ナビは6年ほど使っているので地図はさすがに古くて表示できない道が多数ありちょっと使い辛くなってきています。
が、現行のナビはみんなサイズが大きくなって嵩張るので代替品が見つからない・・・
シート下の配線はこうなりました。
ETC本体、車載工具、リレースイッチ、フォグとシガーソケットに電源供給するための配線などでただでさえ少ない収納スペースはもう余裕なし。
まあこれ以上拡張することは(多分)ないと思うので大丈夫。
最後にリアキャリアとサイドパニアステーを取り付けて完成。
GIVIのプレートはCBR150Rの自作キャリアと合体させてしまったので新しく調達しないと現状だと箱の取り付けが出来ないのと、サイドパニアは取り付けてはみたものの幅を取りすぎて長距離ツーリングに行く時以外は邪魔と再確認出来たので速攻取り外したので現状はこれです。
※2017年9月3日
サイドパニアの取り付け方法について補足説明を書きました
これで初期のカスタムは完了です。
初期というかもう手を入れるところはリアサスくらい?という状態ですが気にしたら負け。
まだホンダから自宅までしか走っておらず、慣らし完了どころかオドメーターが三桁に達していない状態。
まあ実際に乗ってあちこちツーリングに行く過程で不満な点、改良していく点が出て来てそれに対応するためのカスタムは必要になってくるとは思いますが、とりあえず長距離ツーリングに行く前の下準備は終了です。
さあ、来週からあちことツーリングに行くぞ!
え? 路面凍結?
道路の冬季閉鎖?
年末進行で休みが取れない?
え? もうそんな時期!?