2017年に行ったツーリングはカメラのバッテリー切れ&悪天候で不満足な結果に終わりましたが、今年の盆休みはそのリベンジを図るために、広島県の倉橋島と江田島へツーリングに向かうことにします。
日程は相変わらずお仕事の関係で連続して休みが取れないので1泊2日です。
また休み明けは朝から仕事が入っているので、差支えがないようになるべく早く帰宅しなければいけません。
前回のツーリングを同じような時間に出発し、山陽道を順調に進みます。
ところが、たつのSAを越えて岡山県に入ったあたりから空模様が怪しい。
吉備SAで休憩したときには空はガスっていて景色が何も見えないという状況。
このままではリベンジを果たせないのでは?
と思いつつも、ここまで来たら突っ走るしかないと割り切り山陽道を更に西へ。
すると福山市を越えたあたりから、若干ガスってはいるものの天候は徐々に回復してきました。
杞憂で良かった。
ありがとう地球。
ありがとう高気圧。
前回のように自己渋滞に巻き込まれることもなく、無事に広島県に入りました。
福山SAで遅めの朝食としてデニッシュバーとビーフカレーパンを購入。
呉への移動を再開します。
東広島で高速を降りて広島呉道路を走り、呉市内を抜けて倉橋島に上陸。
やはり若干湿度高めで空には霧がかかったような空模様で。晴れているのに何となく薄暗いですが、太陽は出ており少なくとも雨ではないのは幸いです。
まず最初の目的地は、前回は時間が中途半端だったので食べられなかった「護衛艦いなづまカレー」です。
目指すは倉橋島橋南部の桂浜にある
「seaside cafe ALPHA」
という店
店の入り口が桂浜公園の入り口に紛れ込んでいて分かりにくかったので、周辺をグルグルと探し回り、念のためにスマホで検索して場所を確認してようやく発見。
seaside cafe ALPHA・・・ここか?
のぼりがポールに巻き付いて全く案内の機能を果たしていないけど、どうやらここで間違いないようだ
そして店内。
まずはカレーといきたいところですが、あまりの暑さに耐えかねてピーチソーダを注文。
長かった移動と暑さ(36C)で火照った体に氷でよく冷えたピーチソーダの甘さと冷たさが染みる。
ゴロンと入った桃の果肉も美味い。
少し落ち着いたところで本命のいなづまカレーです。
カレーはしっかりとした歯ごたえのジャガイモ&ニンジンと唐揚げが入っているのが特徴。
唐揚げにもしっかり味が付いているので若干塩分高めに感じるけど、まあ些細な問題。
帰宅後に隠し味にはコーヒーが使われているというこということを知りましたが、分かりませんでした。
おいしい(小並感)
食事を終えて店の周囲(桂浜公園)の散策。
倉橋島の最南端ということもあり、瀬戸内海の美しい風景を堪能出来ます。
なかなか景色も良く、キャンプ場も兼ねているようで夏期はここでキャンプをすることも可能なようです。
近くには桂浜温泉館という温泉もあり隙がない。
よし、ここをキャンプ地としよう!
ここのキャンプ場は7月1日~8月末までのシーズンしか営業していないために今まで宿泊したことはなかったのですが、今回は利用することが出来ます。
時間はまだAM11:00で宿を探すには早い時間ですが、そんなの関係ねえとばかりに即決断。
桂浜キャンプ場の向かいにある桂浜温泉館の事務所で受付。
キャンプサイト内に車やバイクは乗り入れ不可なので、キャンプ利用者はこの施設の駐車場を利用してくださいとのことでした。
料金は3000円。
なかなか強気の料金設定ですが、その分綺麗な水道やトイレを利用可能で、かつサイト内は定期的に掃除されており、ゴミや雑草などもなく快適に利用できますので許容範囲です。
無料のキャンプ場と違ってやたら騒ぎまわる利用者もいないので安心出来ます。
ここをキャンプ地とする!
早速テントを設営
・・・している最中に海から急に吹いてきた突風に煽られて固定する前のテントがゴロンゴロンと転がり、その衝撃でテントを支えていたポールの一本が折れました。
さすがに折れたポールをこの場で修理するのは不可能なので、無事なポールを組み合わせて足りない部分は下からカメラ用の三脚で支えて何とか設営。
少々不格好だけど仕方ない。
補修部品は即日スマホで注文しました 。
キャンプ場最寄りのスーパーマーケットであるAコープに買い出しに行くと、入り口でカラフルな謎の物体が売られていました。
これは盆灯篭というもので、広島西部ではこれを墓などに供えるのが盆の風習のようです。
そういえばここに来る途中に墓に何か飾り物がされていたのはこれだったのかと納得。
ちなみにスーパーは最低限の食材しかなかったためにキャンプ飯の食材は手に入らず、飲料水くらいしか買えませんでした。
音戸や呉市街には大きなスーパーがあるのでそちらの方で買うしかないか。
テントを張ったといえ流石にキャンプ場でくつろぐにはまだまだ早い時間です。
せっかくなので一度呉市内まで戻って散策をすることにしました。
まずは定番の「大和ミュージアム&てつのくじら館」から
この日は企画展として「海底に眠る軍艦-大和と武蔵-」という内容で戦艦大和と武蔵、そして呉周辺に沈んだ日本海軍の軍艦に関する資料の展示が行われていました。
なるほどこれは面白い
大和
呉市内を散策しているうちに日が暮れてきました。
せっかくなので灰ヶ峰から呉市街地の夜景を見に行くことにします。
目的地は灰ヶ峰山頂にあるという展望台&気象レーダー観測所。
頂上の展望台までのルートはさっぱり分からないので全てはナビ任せ。
果たしてどういうルートを案内してくれるのか・・・結果は左の地図。
?
???
どう見ても最短ルートじゃないんだけどこれ合ってるのか?
という疑問が浮かび上がるも土地勘はなく、何が正しいルートなのか分かるすべもないので、ナビを信じるしかない。
ナビが指示する通り街頭がない、一部舗装もない真っ暗な山道をひたすら走ります。
山道を走っていて頭によぎったのは京都府井手町にある万灯呂山展望台。
そういえばあそこもこんな感じの真っ暗な山道を登るんだよな。
このバイクがアドベンチャーバイクで良かった。
夜の山道を走るためのフォグ(オフロードライト)を追加していて良かった。
次に浮かんだのは「この世界の片隅に」
劇中で主人公のすずさんが住んでいたのもこの灰ヶ峰の中腹にある家という設定でした。
実際この灰ヶ峰は山道に突入するまでは住宅や農地、作業所などが建っており、ここに住宅があってもおかしくはないと感じました。
色々なことを考えながら山道を走り続けてようやく山頂に到着。
せっかくなのでこの夜景を写真に収めようとしましたが、ここで初めて三脚をテントに置き忘れてきたということに気付きました。
なんで三脚を置いてきたかというと、折れたポールの代わりにテントを内側から支えるという重要なポジションを担っているので・・・
どうするんだよ、手持ちで夜景なんて撮れるのか
手持ちで星空なんて撮れるのか・・・
いや、高感度番長のα7sの高感度性能を信じろ
フラッシュがない真っ暗闇でもこのレベルで写せるα7sの力を信じろ
どうにかなった
ありがとうα7s
夜景を見るために灰が峰頂上の展望台まで登ったおかげでキャンプ場に戻るのがすっかり遅くなってしまいました。
そのためキャンプ場近くにある倉橋島のスーパーは閉まってしまい、食材を買うことが出来なくなってしまいました。
呉市内のスーパーなら開いていた気がしないでもない。
ですので、キャンプ飯はあきらめて夕食&朝食は道中にあったポプラで購入。
このツーリングは全てのものに感謝ばかりだけど、ここはあえてあえて書こう
ありがとうポプラ
ポプラのめしはうまい(こなみ)
夕食後は美しい瀬戸内の風景と星空を満喫する
予定でしたが、雲&海霧が多いせいで、綺麗に星空が見えません。
朝からは確かに雲は多かったですが、昼から夕方にかけてはもう少し晴れ間が見えていたので大丈夫だと思っていました。
ところが夕方から雲が多くなりこの状況。月も星も雲に隠れてスッキリ見えません。
なんとか綺麗に晴れてくれないものか・・・
朝だよ
今年も自然には勝てなかったよ。
雲と海霧が多くて日の出もかすんでろくに見えないよ。
いつになったら瀬戸内の綺麗な星空を見ることが出来るのか
気を取り直して朝から江田島を回っていきます。
前回来たときはカメラのバッテリーがなくてろくに撮影が出来ずただ周回するのみでしたが、今回こそは江田島の風景をゆっくり見て回りながら撮影していこうと思います。
本当は江田島にある海上自衛隊術科学校の見学にも行きたかったのですが、この日は一般開放日ではなく観光客が見て回ることは出来なかったので学校の前を通り過ぎるだけです。
早朝は雲が多い上に海霧が酷くて視界が悪く、せっかくの景色もスッキリと見えないのでキャンプ場を出た後はもう帰ろうかと思っていましたが、日が昇ってからは晴れてくれました。
快晴と言うには若干雲が多めですが、特に大きな問題はなし。
順調な旅と思っていたらここで誤算が。
台風被害の影響がまだ島内に残っており、あちこちで道路工事による通行禁止/通行規制が行われていました。
事前調査した情報と以前に訪れた時には立ち寄れなかった隠れスポット的な場所を色々と回る予定でしたが、ナビだけだと迂回路と通ってのルートが分からないというか、道路工事で迂回させられると、もう現在位置が分からないというか。
仕方ないのでなるべく海沿いの道を走って綺麗な瀬戸内海の風景を見て回ります。
これは防空壕後を倉庫か何かに活用しているのかな。
こんな構造物があちこちにありました。
朝食を食べたいけどこの時間だとコンビニとファストフードのチェーン店くらいしか開いてないなと思いながら海沿いの道を見て回っていると、あっという間に江田島の海沿い一周が完了してしまいました。
時間はまだAM8:00.まだ何の店も開いていない・・・
だから夜が明けたからと言ってAM6:00から動き回るのをやめろと(ry
と言っても店や資料館などが開くのを待っているとすぐに昼を越えてしまい、帰宅時間が遅れることで翌日の仕事に支障があるのでもう帰らないといけません。
まあどうせ呉&江田島にはまた来るだろうし、次は江田島中心に回ってみるか