大崎上島を出て約15分で大崎下島の港である小長(こちょう)港に到着。
小長港の場所をよく調べていなかったので御手洗の集落の最寄りの港だと思っていましたが、実際は御手洗の集落よりも若干北でした。
(徒歩だとそれなりの距離はあるがバイクだと小長-御手洗の移動時間は5分くらいなので誤差とも言う)
本当はこの大崎下島でもう少し散策をする予定でしたが、大崎下島に到着したのが16時30分を過ぎており、土産物屋などもほぼ閉まっている状況のために特に寄れるような場所はありませんでした。
仕方ないので歴史の見える丘公園の展望台とその道中にあるみかん畑を見て回った後に本日の宿を目指します。
バイクは御手洗の観光客用無料駐車場に駐車。
宿はそこから徒歩で約5分の場所です。
予約したのは「ゲストハウス醫(くすし)」というゲストハウスです。
このゲストハウスは廃業した医院を最低限の改装で宿にしたらしく、外観や室内からには建物が建てられた昭和初期の港町の建物の独特の雰囲気がそのまま生かされています。
普通に宿に泊まっているだけなのに観光している感覚があり、この宿を予約して良かったと強く思いました。
特に意味はないけどこの雰囲気を堪能するために文庫本か何かを持ってくるべきだった。
ただ、この宿はゲストハウスで素泊まりが基本であり、食事などは出ないので夕食や朝食は近隣の食堂で取らないといけません。
まあ御手洗は観光地だし、周辺には何軒か食事処があるようなので困ることはないでしょう。
・・・と思っていましたが、2020年11月時点ではコロナ禍の影響で周辺の食事処は土日休み、もしくは17:00で閉店しており夕食を食べられる店がありません。
唯一近隣で開いている飲食店はkazukiというお好み焼き屋のみ。
それ以外となると、とびしま海道を渡って他の島or呉市内か竹原市内まで移動する必要があります。
せっかく島旅に来たというのに昼食はコンビニのパンとおにぎりだったので、夕食は新鮮な海鮮を食べたいと思っていましたが、ないものは仕方ありません。
まあ広島のお好み焼きなら基本的にハズレはないとは思うのでそれはそれで。
たまご-焼きそば-生地-焼きそば-生地
というように生地とそばが二層になっている
「ダブルそば」
を注文。
こんがり焼かれたそばのカリカリとした食感がうまい
ソースもうまい。
基本は広島お好みなものの、つなぎに使われている粉が多いおかげで広島より若干大阪寄りになっている生地もうまい。
夕食が美味しい店で良かった。
御手洗は街の灯りがほぼないだけあって19:00でも星空が綺麗に見えるほど真っ暗です。
せっかくなのでお好み焼き屋から宿に戻るまでの間の区間で夜景の撮影をしていきます。
とはいえ、この旅で夜景を撮る気はなかったので明るい星撮り用のレンズは持ってきていないために手持ちの機材だけで何とか撮影します。
まあ三脚さえあれば何とかなるだろう。
翌朝。
料金は前日夜に支払い済なのでAM8:00のチェックアウトと同時に外に出て町を散策します。
朝食を食べられるところは
・・・本来はあるはずですが、今の時期はコロナ(略
事前に食事処がないと分かっていれば予め調理器具と食材を用意してどこか景色の良いところで食事を取ったのですが、手持ちには何もありません。
また、何か土産を買おうと思っていたのですが、もちろんこの時間では土産物屋なども開いていません。
仕方なく無人販売所にあったグリーンレモンとみかんを土産&朝食として購入。
御手洗の町並みを軽く散策した後は朝食をとるために若干早めですが帰路につきます。
大崎下島からの帰宅ルートですが
・フェリーで大崎上島に渡る
・隣の岡村島からフェリーで大三島に渡る
・自走でとびしま海道経由で呉市ore竹原市内に向かう
の三択です。
ただ大崎上島へ向かうフェリーは小長港からの発着時間が遅く、また岡村島から大三島へのフェリーは9時台からあるものの、大三島まで若干距離があるためにフェリーが到着する時間が11時頃になるようです。
朝食が昼食になりかねないどころか、1泊2日の旅行が2泊3日になりかねないので、とびしま海道を走った方が早そうです。
こいつ、いつも早朝のとびしま海道走ってんな。
とびしま海道を渡って呉市に入ったところにあったコンビニで朝食は手っ取り早く済ませました。
ただ、朝食は済ませたものの、そのままストレートに高速に乗って帰路に着くと自宅には13:00前後に着いてしまいます。
土産も購入しておらず、このままツーリングを終わらせてしまうのは流石に少し物足りないものがあるので、せっかくなので帰宅ルートの途中にある竹原の町並み保存地区に寄り道してから帰りたいと思います。
竹原市街地までは約1時間30分。
竹原市街地にやってきました。
まずは竹原の町並み保存地区の入り口の目印になる日の丸写真館を観てから散策をしよう。
と思い、町並み保存地区にやってきたところ予想もしない光景が広がっていました。
・・・
・・・!?
・・・ブルーシート? もしかして建物解体してる?
いやなにそれ聞いてない。
と思ったらただの外壁の改装工事でした。
別に日の丸写真館がなくなるわけではないようで安心です。
むしろ逆にこういう状態を観られたのは貴重な体験になるのか。
バイクは町並み保存地区のすぐ近くにある竹原市の市営駐車場に駐車します。
この手の駐車場は二輪不可車のみの場所が多いのですが、この竹原の市民駐車場は二輪を停めても大丈夫なようです。
しかも駐車料金は1時間100円、MAXでも1日500円と激安なのがありがたい。
まずは町並み保存地区の中心にある情景の広場へ。
以前訪れた時にはなかったニッカ創業者の竹鶴政孝&リタのブロンズ像が設置されていました。
何年か前に放映されたNHKの朝ドラ「マッサン」の序盤で竹原が舞台になったことがあり、それがきっかけで地元出身の名士として竹鶴夫妻が再注目されたことでこのブロンズ像が作られたようです。
でもサントリーのある大山崎かニッカのある北海道ならともかく、竹原は出身地というだけなので若干無理矢理感がある気がしないでもない。
前回竹原を訪れた時は観光客で埋め尽くされていていたのでスルーした普明閣ですが、11月15日は日曜日にも関わらずほとんど人がいなかったのでゆっくりと見て回れました。
人が少ないのは悪いのやら良いのやら・・・
この日は観光客が少ないのと、昼食には若干早い時間なこともあり、今までは人が多すぎて近寄れなかったアニメたまゆらの聖地、お好み焼き屋「ほり川」で食事をとることが出来そうです。
え、ついさっきポプラで遅めの朝食を取ったばかりだって?
前日の夕食もお好み焼き食ってなかったかって?
それはそれ、これはこれ
注文したのはシーフードスペシャル。
冷凍のシーフードミックス入れただけのような気がするけどそれはそれで。
割とスタンダードな広島お好みでこれはこれでうまいぞ。
さすがたまゆらの聖地だけあって店内にはまだたまゆらのポスターが飾られており、コラボメニューも健在でした。
TVシリーズとOVA終了から何年か経っているので若干色あせていますが、それでもまだ健在というのは作品が愛されているということもあり嬉しいところです。
そのたまゆらは2021年春にTVからOVAまで全部入りのコンプリートブルーレイボックスが出るらしいです。
私は予約しました(ダイレクトマーケティング)
みんなも面白いから買おう(ダイレクトマーケティング)
竹原の観光&昼食を取り、それなりに満足したのと自宅の予想到達時間が18時になったので、さすがにツーリングはもう良いだろうという判断で帰宅することにします。
コロナ禍で色々制限があるのと、年末は忙しくなるので2020年のツーリングはさすがにこれが最後か。
2021年はもっと色々なところに行きたいところです。