定番の佛隆寺周辺から
12日のみたらい渓谷ツーリングに引き続き、今度は宇陀方面榛原&曽爾村の紅葉を探しに行ってきました。
とりあえず定番の紅葉撮影ポイントである佛隆寺からスタートです。
以前はここから室生方面に抜けましたが今回は以前とは違う写真を撮ってみたいので新撮影地の開拓のためにあえてハズレを覚悟の上で今まで通ったことのない別ルートに進んで行こうと思います。
奈良東部&三重県中南部は林業が盛んな地域だけあって針葉樹林(主に杉)祭りで紅葉はあまりなかったりするのですがあえてです。
まずは諸木野集落方面へ向かい、そこの分岐点から今まで通ったことのない方向へ。
右の伊勢本街道(旧道)の文字に惹かれたので右方面に進んでみる
※現行伊勢本街道は奈良県御杖村に抜ける国道369号線のこと
はいはい林道林道
・・・まだ慣らしが終わっていないしスキッドプレートの取り付けも済んでいないからオフロード走行は当分自重する予定だったのに何故こうなった。
まあ軽くて足付きの良い車両なのでたまにズルっと滑るも転倒することなく問題なく進行。
案の定周りに生えているのは杉ばかりで紅葉の「こ」の字もありませんが諦めたらそこで試合終了なので探索を継続します。
エンジンガードも付いているしもし転倒しても安心
・・・安心?
まあ結局のところオフロードで一番怖いのはサスの底打ちと飛び石や落石による車体へのダメージでバイクが動かなくなることなので、それにさえ気を付ければ結構なんとでもなります。
今のところ400Xの悪路走破能力は世間で言われている程悪くはないと感じているので、極端なガレ道やゲロ道でない限りは問題なさそうです。これだけあれば十分(個人の感想です)
CBR150Rで散々林道を走りまわってきた経験がここに来て生きてきている。
林道を抜けると開けた場所(集落)に出て、そこから市道や県道を進むとまた林道
というのを繰り返しながらどんどん先に進んで行きます。
今回は「どうせ知っている場所だから」とナビを持ってこなかったので現在位置の把握が出来ないため進行ルートは完全に勘です。
段々山奥に誘い込まれているような気がする
オフロード性能に関しては問題なしと言っていたらどうも状況がおかしくなってきました。
民家が消え、舗装が消え、道には水の流れた跡であろう深い溝が刻まれ、石があちこちに転がる「よくある林道」になってきました。
さすがにこうなってくると辛・・・くない。あれ?
アドベンチャーバイクに相応しいアドベンチャーするための道と言えなくもない
溝が意外に深い
排気量400ccだけあって低回転域でも250cc単気筒バイクよりもパワーが出るのでルート選択を間違えず空回りさせて溝を掘らないようにさえすればスタックすることもなくサクサクと進めます。
ステップをワイドステップに交換したおかげでトラクションコントロールがやりやすいのもかなり効いているんじゃないかと。
ただし200kgの車体を振り回すため体力や筋肉は120kgしかない250ccオフ車を操る時の倍以上は使う模様。
結局杉しかなかった。針葉樹林祭りになるのは覚悟していたけどこれ程とは
「伊勢本街道」(旧道)の案内を信じてしばらく進んだところ、石割峠の手前で階段が登場して完全に歩行者用の登山道と化してバイクではこれ以上先に進めないためここで終了。
案内板を見る限りはこの三郎岳の石割峠を越えると奈良県道28号線(吉野室生針線)に抜けるはずですがバイクで進めるのはここまでのようです。
諸木野の集落を超えてからは紅葉もさしたる景観もなくただ杉林が続くだけだったのでここで林道散策は終了です
林道から国道369号線に復帰し、あとは定番の撮影ポイントである曽爾村の屏風岩などで紅葉の撮影を行って今回のツーリングは終了です。
新規撮影ポイントの開拓には若干失敗したものの、紅葉ツーリングとしてはなかなか満足な結果でした。
さすがに来週になると落葉が始まるので今年の紅葉ツーリングはもう終わりかな。